2007年 12月 18日
A Story of A 的 COTY 発表
この一年。ある時は冷やかしに、ある時は本気で買い換えようと思った車達の中から「A Story of A 的 カーオブザイヤー」と題してベスト10車を決めようかと。
あ、ベスト10を決める程、数は乗っていなかったか。
ノミネート車は、今年1年blogで取り上げた車全部(よって車の発売年度は関係なし)。選考委員は私ひとり、つまり独断と偏見に満ちた判定なので、異論反論は多々あると思う。
選考基準としては、実車を生で見て試乗した(試乗しょうかと思った)車の中から、ただ単純に「今欲しいと思った車」。一応、買える範囲内の車、または無理して買える、またはかなり無理したら買えそうな車とする。
よって憧れのスーパーカーとかはないし、あまりにもチープすぎる車もない。ちょっと現実的なCOTYだ。まあ、元々買えもしない車は見に行かないし、試乗もしない派なので........あ、E320CDIは試乗したか。
言うなれば「びびびび」と心に響いて財布の中身を確認した車だろうか。
って、事で10台も決めたら、今年見たほとんどの車が該当するので、その中から心に残った車のベスト3の発表へと進む........。
とは言うものの、ベスト3台は、ほとんど僅差だと思う。
まずは「第三位」から。
やっぱりこれかな。毎年シトロエンは外せないけれど地元ディーラーが手を引いてからは、なかなか買うには勇気が要る。しかも来年から小型車の販売を止めるとかプジョーと一緒に販売するとか色々と噂があるので余計に買うチャンスがなくなって来た。
だけど、これほどユニークで人を引きつけるメーカーも珍しい。古いシトロエン車もそうだけど、私的にはCシリーズとなってもC3、C2、C4は何れも魅力的だった。特に「C3 Pluriel」はタイミングさえ合えば買っていたかも知れない車だ。
そして今年選ばれたのが、この「C4ピカソ」だ。
試乗した中では一番乗り心地が良かった(当たり前か)。内装もユニークで、特にタン色の本革仕様車は、そこだけでも欲しいと思った。
ただ残念なのは、これが「7人乗りのミニバン」だという事。これが本国で発売されている5人乗りのピカソなら、心はかなり傾いたと思う。既に日本へは並行輸入で、そのディーゼル車が走っているらしく、それが右ハンドルで出てくると行っちゃうかも知れない。
この車に関しては、まだまだ言い足りない事があるけれど、私の中では「いつかはシトロエン」だと思っている。
続きまして「第二位」.......これは意外?
正直、最初にネットで見たときは、ピンと来なかった。
ただ後ろ姿が個性的なので、一度実車を確認してみたく初めてボルボディーラーへ足を踏み入れた。ところが、平凡なクーペ車かと思っていたら、これが意外に意外だった。
それまで輸入車としては圧倒的にドイツ車ばかり見てきたから、逆に新鮮。
遠目で見て普通の車だと思って近くで見ると、なかなかオリジナリティがあって、よーく見ると、これがデザインの塊みたいな。
極めつけは試乗した事。
もし試乗しなければ、これもベスト3に入らなかったと思う。ボルボ車としてはエントリークラスの車種だと侮っていたのに、ちょっと乗っただけで、しっかり感がハンドルから伝わって来た。短い間の試乗だったけれど、たぶん距離が進むに従って味の出てくる車だと思う。
後ろ姿意外は平凡な車に見えるけれど、それだけ長く付き合う事の出来る車だと思った。
そして、いよいよ「第一位」の発表。
最初は全く眼中に無し。きっかけは、2月にあった輸入車ショーで、初めて生で見た時から......。
それまで写真で見たイメージとは、一段も二段もよく見えた。
先代も十分魅力的だったけれど、ちょっと高嶺の花だと思っていたら、これが意外と無理すれば買える範囲の車だと分かった。しかも、新聞の折り込みにデモカーが安く出ていたのを見つけ、これならA200Tから、すんなりと買い換えられるんじゃないかと思ったのが悪かった。
とりあえず試乗はしたけれど、そっちに関してはスペック的にA200Tと似通っていた所もあり、そんなに感動する事もなかったけれど、必要にして十分。それまで4ドア、最低でも4シーターを基準として考えていたのに「結局毎日1人しか乗らない」事実と、イザという時は妻の車を使えば済むという現実を分からせてくれ車だ。
blogには、あまり詳しい事は書かなかったけれど、実は、あの後かなり際まで行った(^^;)。
ただ、A200EからA200Tへ乗り換えた時の事を考えると、それ以上の出費が必要な事と、今度ばかりは、妻は騙されないと思った(色もカタチも違うし)。
それに、A200Tにも色々と手を掛けて理想の車へ近づけようとして来たし、目先の事ばかりで振り回されるより、じっくり1台の車に乗り続ける方が良いのではないかと(自分に言い聞かせた)。
まあ、この車の良さを知るタイミングが悪かったのだと思う。もし、これがW169への乗り換え時にあったら、たぶん行ってたんじゃないかと。
って事で「2008版 Audi TT Coupe」が、独断と偏見に満ちた今年のA Story of A 的 COTY でした。さて、買う買わないは別として皆様のCOTYは何でしょうか?
そして「番外編」.......。
そんな新しい車ばかりに飛びついてないで、もう少し1台の車に長く付き合ってみたら?
と教えてくれたのが、旧車乗りの人達を見てからだった。全くその通りであり、旧車=中古車とは違う、旧車としての魅力が分かってきた。
ま、これも苦労をした経験がないからで、それはそれで色々と困難な事もあると思う。だから現実的には、それも難しい。でも今のA200Tが旧車扱いになるまで乗ってしまうのが、一番の近道ではいかと。
さて、どうなるのか2008年は。またフラフラと新しい車に一目惚れしてしまうのか、もっとAクラスに磨きを掛けるのか............来年のCOTYへと続く。