2007年 05月 29日
UNIQLO & ECM
って事を昨日知った。ユニクロのTシャツと言えば、最近は企業ロゴシリーズなんかもあって結構興味はあったし、ユニクロへは1年に数回は行ってたハズなのにECM関連の話は知らなかった。しかも去年も同ECMシリーズのTシャツが売られていたなんて(υ´ Д`)
デザインは昨年とは違うシリーズらしいが、その中には先日も書いた「パットメセニー」の「想い出のサン・ロレンツォ」(右のライフログ参照)があるではないか。しかもお値段は「1500円」とリーズナブル。もしライブ会場なんかで、この種のTシャツを買おうとしたら4500円なんてあるから、これはお得だ(ま、ユニクロで4500円なら誰も買わないけど)。
こりゃ、早速仕事帰りに買いに行かなくては.........。
しかし、発売は先月頃かららしく、人気の「Return to Forever」のような物は既に完売しているとか。ひょっとしたら、もう売ってないかも。いや、そもそもECMデザインのTシャツ買う人がどれだけいるのか?
と、思いながら店内に入っていくと、手前の方に沢山のTシャツが並んでいた。
私がジャズを好きになる入口として最初に出くわしたのが、このECMレーベルだった。
キースジャレットやチックコリアと出会ったのはこの頃だ。だから、Tシャツは着ると言うより記念で買うって感じだろうか。でもパットメセニーのそれは、十分着ても恥ずかしくない(と言うかレコードジャケットとは思えないシンプルなデザイン)。
そのTシャツを探してみるが、ECMだけじゃない、様々なシリーズのTシャツがある。
だが、肝心の物は......と探している内に、下の棚にそれはあった。「おー、ちゃんとECM Recordsって書いてある」種類も沢山ありそうだ。そこで、欲しかったパットメセニーの物を探してみた.......。
が......ない。
他は全部揃っているし、完売とか書かれていた「Return to Forever」(確かに一番売れている様子)さえも、ちゃんとあるのに何故?
その後、店内をウロウロと探してみたが、やっぱり1枚も残っていない。残念だ(ひょっとして未入荷?)。そこで第二志望の「Return to Forever」を買って帰ろうかと思ったら、今度はサイズが無い(>_<)←だから痩せろって!
ま、これはいかにもジャケットの写真そのまま転写しました風だし、それにアルバムジャケットの印象と少し違って印刷も粗く(元々粗いか)見えたので、実物見たら何だか欲しくなくなった。
他はサイズも量も沢山あったが、Tシャツを着るって何だか「私はこれを指示してます」みたいな主張しているようで、この歳になって雑な知識を得ると何だか気が引けてしまう物もある。
もし仮に、そのTシャツを着ているオヤジに出くわすと「お〜同好の士!」と共感を得るか、それとも「何だお前恥ずかしくないのか?」の紙一重の部分もあると思う。ただマイナーなECMならば、それは前者の方が強くて「まだ許されるかな?」とも思ったりする。
で、結局最初に欲しかった物がなかったので買わず仕舞い。
しかし、何でマイナーな「ECM」なんだろう?
ECMはドイツの名門ジャズレーベルの一つであるが、エネルギッシュなアメリカのジャズと比べ、何となくヨーロッパ的な感触のある音造りをしているレーベルだ。だから、そんなにメジャーなレーベルとは言えない。
もし私がユニクロの担当ならば、バージンレーベルとかアイランドとかの派手なジャケットのTシャツを企画した方が売れると思った。だけど、あえてECMを選んだ事に対して安物ウェア売りのユニクロを、ちょっとだけ見直した。たぶん、バージンレーベルの物ならば「やっぱりユニクロか」と思ったに違いない。
それに、改めてECMレーベルのアルバムデザインを見ると、シンプルでも奥が深くて良い。下手にそれ風に作るより、そのまま使えてしまうし、ECM好きやジャズ好きなら、やっぱり買ってしまうと思う。
今度は別の店で探してみよう.......。
レコードジャケットをそのままTシャツにしてしまうのはLPレコード時代に既にあった。
ちょっと大手のレコード屋ならば店頭でそれをやっていたと思うが、アイロンか何かでプリントするだけだったから、何回か洗濯するとすぐに剥げてしまった。だからCDの出現と共に衰退してしまった記憶があるが、こんな方法でまた出てくるとは思ってもみなかった事だ。
ECMレーベルシリーズが終わったら次は「ウィンダムヒル・レーベル」はどうかな。あの一連のジャケットも十分Tシャツに成り得ると思うけど。
いや、余計にマイナーか?
カロのバックカメラで検索して辿り着きましたが、こんなありがたい情報まで教えていただいて多謝です。
ちなみにぼくも岡山の出身で、高校生のころはよくグリーンハウス行きました。倉敷の民家みたいなお店はもうなくなったんですね、残念。