土讃線坪尻駅 〜 オタクの聖地? 〜

最初に断っておくが、私は「一般人」だ。

決して鉄道ファンでもなければ鉄道ヲタでもなく、俗に呼ばれる「鉄ちゃん」という部類には属していない。だから「キハ58系」とか言われても「何それ?」の普通の人だ。

そんな一般人の密かな楽しみは、お昼休みに「YouTubeでタモリ倶楽部」を見る事だった。

昔からテレビでは時々見ていたものの、時間帯が遅く、どのチャンネルでやっているかも覚えていないので、最近は全く見る機会を失っていた。それがYouTubeのお陰で何時でも見られるともなると画質なんて気にしない(でも著作権的には×なんだろうな)。

で、最近気に入って見ているシリーズの中に「鉄道モノ」がある。タモリ氏自身が鉄オタな上、そこに集まる意外な俳優・ミュージシャン・芸能関係者の反応やコアな会話が面白い。そんな中、先月放送されたと思われる「今夜決定! 三つ星ステーション!」というのを見た。

それには、全国の駅に全部降り立ったという人物(鉄間では有名)が登場し、彼が全国の駅舎から「三つ星」に匹敵する選りすぐりの駅を紹介するのだ。ま、そんなもん見てもカタギの私としては「あーそうですか(´ー`)y-~~」で忘れる所だった。ところが、そこで最初に選ばれたのが、JR四国に属する土讃線の「坪尻」という駅だった。

この駅の特徴は、今や密かなブームでもある「秘境駅」の一つだ。つまり周囲に民家はなく、そこに通じるマトモな道もなく乗降客が極端に少ない駅。「ほう、そんな駅が四国にあったのか」と思い、早速ナビで「坪尻駅」を検索してみると、あった.....。
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〜 カロナビ買い換えたいけど、今年はマイナーチェンジか 〜

そこは、香川県から徳島県へ入った県境の谷間にある駅たった。

だが、期待通り駅に直接通じる道はなく、ナビのゴールは一番近いであろう国道32号線の途中で終わっていた.....。





流石に「秘境駅」だ、車では簡単行けない場所にある。

以前「探偵ナイトスクープ」でも取り上げられたらしく、その時の調査では1日の乗降客が、たった2人だったらしい。しかも、この駅は「スイッチバック方式」を取る駅で、電車(ディーゼル)は一度、駅の向こうの線路を通過して引き込み線に入りバックしてからホームに入ってくる特殊性もある。

もう、ここまで来ると鉄道ファンにはたまらない要素満載だが、ここで新たな魅力も登場した。それは、アニメ「センチメンタルジャーニー」だった........が、知らない。

そのアニメで出て来た駅らしく、ここで鉄ヲタとアニオタそしてコスプレマニアまでもが集合すると言う「オタクの聖地」と化してしまったのだ(と勝手に想像)。あ、もう一度断っておくが、私は「一般人」だ。

それを知ったのはGWの一週間前の事。GWと言っても何も予定はなかったし、遠くへ行く元気もお金もなかった。そこに「坪尻駅」だ.......気が付けば、何時行こうか計画している自分がいる。あぁ、いやいや私は一般(ry

とりあえず時刻表で調べてみると、その土讃線で目的の坪尻へ行ったら最後、昼間は、ほとんど電車は通っておらず、なかなか帰って来れない事が分かった(前後駅で調整という手もあるが)。

最初は手前の琴平周辺か、向こうの池田辺りに車を止め電車で行こうと計画したが、自由に時間が使えそうもないので断念。

秘境駅訪問の基本形は鉄道を使っての事だが、それは鉄オタの決め事だ。このblogの主旨は「Aクラスと暮らす」だから、ここは車で行っても何ら問題はない。いや、その方が早いし何時でも行って帰って来られるから、むしろ車だと決めた(って、やっぱり行ったのか)。
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〜 国道32号線を南下中 〜

家からは約1時間半程度で到着するから、秘境駅と呼ばれても、そんなに遠い場所ではない。ただ、国道から駅までは急峻な山道らしく、その辺りが少々不安ではあった。

久しぶりに国道32号線を南下したら、以前より道がずっと良くなっていた。市内から続くこの道は別名「うどん街道」と勝手に思っているが、県南西部にある有名店へは随分行きやすくなった(が、車は異常に増えた)。

そこから旧来の32号線に戻り県境のワインデングロードを走る。しかし、この車、高速を走るより普通の山道の上り坂が実に楽しく気持ちがいい(と一応車の話しもしておこう)。そしてトンネルを幾つか越えて、峠坂を少し下っていると........。

「坪尻駅 600m」の看板が見えた。だが、その矢印の指す方向は谷底だ。
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看板の下はカーブとなっており、道とガードレールとの間に車1台分のスペースがあったので、とりあえずそこへ車を止めた。

しかし、この辺りは意外と交通量は多く坂道なので、どの車も失速しないよう、随分スピードを出している様子。とりあえず、車に気を付けながら車外へ出る。
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そこで気が付いたが、ここは「バス停」でもあったのだ。だが、そのバスは1日3便しかない。いや、バスが止まった所で、ここから駅を利用する人もいないだろうが、今でもバス停が存在するという事は、利用客が皆無ではなさそうだ。

ただ回りに民家はなく、あるのは潰れたレストランとラブホテルぐらいだった。
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〜 使い回しのバス停 〜

さて、そこから、いよいよ「坪尻駅」を目指して下山する事になる。看板を少し下った所にガードレールの切れ間があり、そこから道が続いていた。

これが国道から駅へ通じる唯一の道となるが、このサバイバルさが何とも言えない(^^;)。
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今回はジーパンにラガーシャツ、背中にはカメラを積めたデイバックという何処から見てもオタっぽい格好だ(あ、いやいや私は一般人)。

そして、道を下りていくのだが.........。
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Commented by がっちゃん at 2007-05-09 12:57 x
①タモリ倶楽部の「鉄オタ」モノを見るということで、第一段階クリアー
②行ってみようかと思った時点で、第二段階クリアー
③実際に行っちゃうなんて、余裕で第三段階クリアーですな(^^;

去年、「ソニック」に乗るためだけに、九州旅行に行きました。
「サンライズ」から始まって、可能な限りの電車と新幹線の型式を乗り継いで・・・

「画像処理対応バックカメラ」って何?
いろいろ線とか出るヤツ?
Commented by pingo21 at 2007-05-09 14:26
おぉ、がっちやんも、立派な鉄ちゃん?

バックカメラは、以前どこかが(たぶんクラリオン)試作していたやつの製品版だと思われます。

「通常画面(ノーマルアングルモード)では駐車アシスト線が表示されるほか、付属のリモコン操作により車両を真上から見た視点(ハイアングルモード)への映像切換えが可能です。
また、両画面を同時に表示(P in P)することが可能なほか、広角レンズの課題であった歪を補正し自然な映像を表示するレンズ歪み補正機能や、カメラの設置位置を変えずに車両の中央に設置した視点で見ることができる取付位置補正機能を搭載しました。」

らしいです。ナビとの接続が不明ですが、これはちょっと試してみたい。
Commented by まこやん at 2007-05-09 17:06 x
この標識前から気になっていました。
止まって崖を覗いたこともありましたが、下りていくとは勇気がありますね。

次回は近場の心霊峠シリーズをお願いします(笑
Commented by プ~やん at 2007-05-10 10:04 x
秘境駅ランキング第10位ですね。http://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/Top50.htm
Commented by pingo21 at 2007-05-10 10:55
そうそう、秘境駅の大半は北海道・東北地方に多いんですが、四国では唯一って感じです。
Commented by がっちゃん at 2014-08-03 13:46 x
さっきTVで坪尻駅のことをやってました。
ところさんの番組。

なんか、いろいろ懐かしい。
Commented by pingo21 at 2014-08-05 12:15
坪尻か。たまに近くを通ると思い出すが国道からだと何時も見過ごしてしまう。
by pingo21 | 2007-05-09 11:04 | 観光・ドライブ・遠出 | Trackback | Comments(7)