2007年 03月 16日
K10D 〜 ド素人の感想 〜
やっぱり季節の変わり目っちゅうのは、あちこちガタが来るもんで、すっかりやる気を無くしております。そんなワケで、今日は、放置しょうと思ったけど、先日半分ぐらい書いた「K10D」の話があったので、急遽それをアップ。
さて「K10D」を買ったら、カメラ好きの人やらコンデジからのステップアップ組も含めて色々な質問が来るようになった。
一番多いのは「K10Dってどう?」だけど、この手の質問の答えが一番困る。それはたぶんケースバイケースだと思うけど、写真が趣味だとは恥ずかしくて言えないぐらい、デジイチを使い出してまだ2年ちょっとだし、高校で「写真部」に入ろうとも思わなかった私が意見するのもおこがましい.....。
でも「初めてのデジイチがK10D」という人も多く、ここで素人が素人なりにk10Dを使ってみた感想を書いてみるのも悪くはないかな。ま、無知から来る勘違いもあると思うので、あまり突っ込まないようにお願いしますm(_ _)m
さて、まずは買った時の話しから。いきなりだけど、実は買って3日目ぐらいで「売ってしまおうか」と思ったのだ......。
と言うのも、それまで使っていたistDSより大きいし重いしで、慣れていないせいで使い辛かった。それに今まで通りに写しても「これは良いぞ!」と大絶賛されるほどの絵が撮れなかったからだ。
なので、まだ値段の付く今なら売ったお金で☆レンズを買った方が良かったカモと思った。
まず最初は「SR(手振れ防止)」に期待し、買ったその日の夕方に、車内の様子を撮ってみたが、これが全く役に立たず。「ひょっとして壊れているのか?」と思ったぐらい期待はずれのものだった。
でも、これって1秒ぐらいシャッターが開いててもブレなくて綺麗に撮れるワケではない。そこまでカメラは面倒をみてくれない。でも、我慢して使っているうちに、それまでギリギリ手持ちで行けるかな、という境界線が少し広がった感じはして、撮り進んでいく内に「やっぱり効いているのか?」と思うようになった。
まあ、条件は違うけど「たぶん駄目だろう」と思って撮ったものが結構綺麗に撮れている場合もあり、やっばりSRは働いているんだと実感した。
ただ手振れ防止を長年銀塩カメラばかり使っているオジサンに言わせると「一眼に手振れはいらん!」と豪語する人もいる。それはそうかも知れない。だけど、デジイチの手振れは、コンデジの手振れとは少し考えが違うと思う。
さっき書いた、手持ちでギリギリの所でも、そこから1段や2段絞っても撮れるわけで、特に望遠域の暗いレンズならば、その威力が発揮されると思う。つまり、ブレ写真防止というより「より綺麗に撮れる為の手振れ防止」と言う考えた方もあるんだと思っている。
次に困ったのは、ピントだった。
これは私の勘違いで、中央焦点にしておかなかっただけ。しかしK10D発売直後は、前ピンだ後ピンだと騒がれていたのも事実。これは多分にレンズとの相性もあるようだけど、某掲示板で暴露された「うらメニュー」で調整すれば、その問題も解決されたと思われた。
しかし、レンズ固有のズレは、その都度とは行かない様子なので、これは安いカメラという事で諦めるしかない。しかも現バージョンでは再び、うらメニューは消えてしまったのは残念。ただ可能性として、この「うらメニュー」の存在は、カメオタ達を興奮させたと同時にペンタックスらしいと思った。
しかし、何で「裏メニュー」と漢字で書かなかったんだ(^^;)?
幸い私のK10Dと使っているレンズにはピントズレは無い(分からないだけカモ)が、ピントの問題は他にもあり、ペンタックス伝統の「迷い」の部分が、ちゃんと残っていた。
ピントスピード事態は、バッテリィ強化の影響なのか、非常に強力でDSと比べ速いと感じた。だが、合焦点の迷いは、やはりある。特に暗い所でのピント合わせはジージー鳴るだけで、なかなかお合うとせず、マニュアルでやった方が早かったりする。
これも環境による違いもあるし、フォーカスポイントを上手く合わせれば迷うこともない。ただ、他社製のカメラに慣れている人にとっては「あれ?」と思うかも知れない。あとオートフォーカスの追従性が悪いとか連射がどうとかと言うのはそんな場面を撮る事がないので分からない。
もう一つ疑問に思ったのはWB(ホワイトバランス)だろうか。
最近の日記にアップしている写真でも、黄色かぶりや、青かぶりがある写真が多いと思う。通常はAWBで使っているのも関係していると思うが、そうでない場合も室内だと何処にも合わない場合もある。
原因の一つには、液晶モニターの色再現性が少々悪い気がする。モニター見て、撮りなおしたけど、実際とは違う場面が度々あった。
本当は、その都度WBを調整(マュアルで微調整も可能)するか、RAWで撮って後からイジれば完璧だが、日記の写真という事情もあり、ゆっくりカメラ設定していると、逃してしまうシーンも多いのだ。だからある程度「機動性優先モード」で撮ってしまうため、そんな間違いもある。
何だか未熟な初心者がケチばかり付けている感想になってしまったが、その辺りは初心者だからこそ当たる壁だと思うし、ちょっと触っただけで「使い辛いな〜」と思う所かも知れない。
特にK10Dは中級カメラとして売られている事も忘れてはならない。この辺りはコンデジとは違い、アイコンの設定で後は勝手にカメラが撮ってくれるって事もないが、とりあえず「グリーンモード」で撮れば誰でも写真らしい写真は撮れる。
私も迷ったら、とりあえずグリーンモードで1枚押さえておき、後からハイパープログラムで絞りを調整したり、暗いと直ぐに「感度優先AE」で撮ったりする。そうしていいる内に段々と思った写真が撮れるようになって来た。
最初の3日間は買った事を後悔したけれど、それはたぶん自分の使い方が悪いのだと思った。だから取説や雑誌を参考にして、それまでのistDSを忘れ、もう一度自分のやり方を組み立てていった。まあ、この辺りから、大きさや使い方にも慣れて、まあまあな写真が撮れるようになった事もあり、今は結構満足している。
その証拠にF30はK10が持ち込めない場面にしか撮らなくなったし、DSは全く使わなくなってしまった。
ここまで書いて、まとまらなくなりました(*´o`)
ああ、いいことも書いておかなければ。まずバッテリの持ちが良いこと。たぶん専用電池になったお陰だと思うけど、SRオンノンフラッシュで800枚近く撮れる。だから予備バッテりを買おうかどうしょうか迷っている所。
DSに比べてだけど、縦撮りをした情報をちゃんと認識してくれているのもいい。モニター時にも確認できて良い。ファインダーを覗いた広さはペンタの売りだけど「拡大アイカップ」を着けて益々見やすくなった。ただあまり広がりすぎて、めがね君だと少々ケラれてしまうが、結局今でもつけたままだ。
あとRAW撮りのし易さとか、ダストリダクション、ISOの切り替えのし易さとか色々あるけれど、初心者として使いきりまではまだまだ。
コンデジを極力使わなくなった理由は、デジイチで撮る方が圧倒的に失敗が少ないから。だから「私は下手だからコンデジでいい」というのは逆なような気もする。
ではK10Dが絶対にお勧めかと聞かれれば、そうでもない気がする。先月辺りのカメラ雑誌では絶賛されてていたし、値段が少し前の入門用のデジイチ価格だから最初に買う人が多いのだと思う。だけど撮れる絵が他社のカメラと比べて凄く良いかと聞かれれば、そんなに差があるワケではないし、機能豊富と言われても30万とか50万円するカメラを越えたワケでもない。
ただ「コストパフォーマンス」が良いのだと思う。車で言えばFitみたいなものかな?そこそこに走って燃費が良くて軽四並みの値段で買える事だろうか。その点が人気を集めているのだと思うが、たぶん今年はキヤノンやニコンからK10D対抗機種が出てくると思う。あ、そうそうK10Dの次機種の原型はほぼ出来上がっている様子で、年末には出るらしい。
良いカメラだと良い写真が撮れるわけではない。写真は撮った絵が全てで、カメラのスペックに頼りすぎるのは良くないと思う。沢山ある写真系blogを見れば、入門用カメラでも「あ、いいな〜」と思う写真もあり、撮る人の感性の高さ感じる。逆にプロ級のカメラなのに何も伝わってこない写真もある。
でもアングル次第では「それっぽい写真」も簡単に撮れるのは面白い。その敷居の低さは、スキー板を初めて着けた日にはまともに滑ることが出来ないとか、フルートを買った、その日は音らしい音さえ出ないのとは違い、簡単にある水準のレベルに到達できる。
それで「あれ?俺って才能あるかも?」なんて勘違いするのだ。そして、もっと良いカメラやレンズに手を出していく......なんて事をやっている気がする今日この頃(^^;)。
僕はカメラのことはもちろん、レンズの仕組みも、カメラの構えかたすら分からないド素人なので、専門用語もちんぷんかんぷんです(泣)
でも、「ヘタだからコンデジでいいというのは逆」というのは分かる気がします。僕はお店で初めて触った一眼レフで適当に撮った写真がブレもなく鮮明に撮れたのにあまりに驚いて、今惹かれているようなもんですから。コンデジだとどう頑張ったって半分はブレます…。
今日ニコンD40XとD80、キャノンEOS DigitalXのカタログをもらってきました。すでに持っているK10D、K100Dのカタログも読んで、これからすこしづつ勉強します。
私も買うまでは一年以上迷いましたから。
ただ買って使ってみないと、何が良くて何がいけないかが分りませんでした。
それと、予算のうちにはレンズの比重を多めに取ることをお勧めします。
でも、そのレンズがボティ以上に迷うんですがね(笑
ブログへコメントありがとうございました~。
で、いきなりオーディオじゃない記事にコメントさせて頂きます(笑)。
ワタシもちょっぴりデジ一眼欲しいな~、と思っているクチなので、
K10Dのインプレ楽しく読ませて頂きました。
コンデジではPanaのFZ10、CanonのIXY800ISと手ブレ補正機能のありがたさを
実感しているので、一眼でも手ブレ補正付きのものを探すと
PENTAXがやはりお手ごろで良さそうなんですよね。
ワタシが買うとしたらK100Dになると思いますが、結局はカメラより撮り手の腕次第ですよね(笑)。
K100Dはコンパクトでリーズナブルで良いと思いますよ。
最初は難しい事は考えずに持った感じとか値段で決めても悪くはないと思います。
ただペンタックスはAFがちょっと弱いのと、今は人気レンズが品薄なんですよね。
同じような意見のレビューを発見して、ついうれしくて(笑)。
>DSは全く使わなくなってしまった
そう、結局私もそのとおりです。
これが一番の評価かなぁと思いますね。
まだまだDsのように馴染んでませんが、じっくり使い込んでいこうと思います。
それにしても、次期機種が出ないのがうれしいやら悲しいやら...(笑)
HIDE
自分がこんな事を書いていた事も忘れてました(笑
もう一度読み返してみましたが、今でも変わりは無いかな?
でも、時々ハッとする絵が撮れるので、手放せませんね。
現在DSは予備用で時々使ってますが Flektogon が付けっぱなしになってます。