>

目の付け所がシャープでしょ?

いわゆる「オーオタ」ではない。

多少でも良い音で音楽を聴きたい気持ちはあるが、オーディオに何十万、何百万と注ぎ込む原資もなければ、それを大音量で鳴らす部屋も無い。だからと言う事でもないが、うちのオーディオのアンプは、あの「シャープ製」なのだ。

c0021694_12321686.jpg

シャープなんてオーディオとは無縁なメーカーだと思っていたし、どーせ家電ブランドの穴埋め商品かと思っていた。ところが当時の「1ビットデジタルオーディオ」は意外にも評価が高かったのだ。

きっかけは九州にあるオーディオショップ吉田苑の、このコピー「オーディオに凝る気は全くないが、良い音にはこだわりたい音楽ファン。 SPにDaliのロイヤルメヌエットでも買い込めば気軽な安息が待っています」の言葉に心動かされ、つい買ったしまったのが「SHARP SD-SG40」「DYNAUDIO AUDIENCE 52SE 」のセット。今から丁度12年前、2004年春の事だった。






どーせ小音量でしか聴けないし、このコンパクトなセットならば狭いリビングに置いても邪魔にはならないだろうと思った。

ミニコン以上ハイエンド未満の中途半端って所。いやハイエンドには到底及ばない、本体定価15万円とスピーカー19万円をセットで30万円ぐらいだったと思う。アンプはセパレートタイプだがSPは付属せず。後日SACDプレイヤーを買って試そうかと思ったきり、それまで。

c0021694_16435547.jpg

ところが最近、SPの上は物置状態で全く使われていない様子。それにしてはカミさんのCDは増え続けているし、娘のiPodもいっぱいらしい。なので音楽を聴かなくなったワケでは無さそうだ。

答えは「わざわざ、このオーディオを通して聴かなくてもipodやパソコンのSPで十分楽しめる」事らしい。つまり音と言うより音楽が楽しめればHifiなんて関係ないし、寒い季節だとCDをセットするのにコタツから出るのが嫌なんだとか(←贅沢な奴)。

c0021694_1762532.jpg

勿体無い。ならばベットサイドに置いて聴く方が価値がある。実はApple TVの音をテレビでは無く、もっと良い音で聴きたかった所だ。よし、こうなったら引っ越しするか....と12年分のホコリをはらって移動開始。

サンプリング周波数は当時のハイエンドにも劣らない5.6MHz。そして吉田苑のチューニングにより「Lclock-XO3(マスタークロックユニット)」がイントールされている(当時はマスタークロックが流行りだした頃)。今から思えば笑ってしまうスペックだが12年前の事だ。俗に言われる「チューニング商法」だが、逆に素人には後で色々悩むことがないので良かったと思っている。

c0021694_17253681.jpg

長い間置きっぱなしだったので、スピーカーを移動させようと思ったらインシュレーターのゴムが固着して、なかなか外れなかった。

それでも、ひと拭きすればチェリーウッドのボディは綺麗なままで、来た時と同じ状態で新品そのもの。

c0021694_17435164.jpg

太いスピーカーケーブルは「SPACE&TIME PRISM NEXA-8N 1.5m(ペア)」らしいが、これがどの程度の物なのか全く知らない。でも、この選択は吉田苑にお任せだったから、たぶん価格と性能のバランは良いのだろう。

裏を見ると「MADE IN DENMARK」の文字が読み取れる。素箱には、このメーカーには有名な「Danes don't lie.」」の刻印があった。「デンマーク人は嘘をつかない」」のアレだ。

c0021694_17465362.jpg

コード類を整理してベットサイドに移動。小型スピーカーなのに結構重い。同じく電源・PA部分も重い事に時代を感じる。

とりあえず組み上げたまま音を聴いてみる事に。CDを選択すると上の蓋が開きCDを落としこみPlayを押すと蓋が閉まるギミック。B&Oみたいだがこの種の動作は故障が心配。でも実際はアンプ部の故障が多いらしい。では早速再生.....!

c0021694_1752150.jpg

.....あれれ? 音が出ないぞ、何でだろう? 故障か?

と、思ったら「ラインケーブ」が接続されていなかった。これとは別に太いコントロールケーブルの接続が済んでいたので、てっきりプリとPAアンプが接続されているのかと勘違い(取説はここにある→pdf)。

c0021694_1753493.jpg

で、仕切り直し。

これでどうだろう........?

c0021694_14452964.jpg

おー、出た! 流れ出した音に部屋の空気が一変。めっちや良い音だ! 車で聴くよりも色んな音が聴こえてくる。既に12年前のセットとは言え腐っても1ビットと老舗ブランドのDYNAUDIOだった。私みたいなクソ耳ならば、まだまだ現役で使えそう。

蘇った音に、あのシャープ本社(大阪)を思い出す。最近テレビのニュースによく出てくる阿倍野にある社屋だ。ここの地下にある試聴室で吉田苑のオフ会があった。シャープの本社だったが、そこには国内オーディオメーカーの機器を並べて順番に試聴するというもの。お客は30人ぐらいだったかな。既に斜陽産業に陥っていたオーディオだったが狭い部屋は熱気に溢れ各メーカーの営業マン同士が楽しそうに談笑していたのを覚えている。その後シャープのオーディオ部門は縮小され他のメーカーも同様だった。そのシャープ本体も身売りとは液晶でイケイケだった頃には想像もしなかった事だ。その1ビットを開発していた元社員は新しいブランドを立ち上げて今も開発・販売をしている。

おっと、CDの音は聴けたが本来の目的はApple TVを良い音で聴く事だった。それには、ちょっと工夫が必要だ......の続きは、また後日。
トラックバックURL : https://aozla.exblog.jp/tb/25344504
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by がっちゃん at 2016-03-11 13:31 x
そうそう、こういうきちんとしたオーディオで聴くと空気感が違うよね。
昔のアンプとスピーカーを持ってる人はネットワークオーディオプレーヤーを買うだけで
オーディオが蘇りますよ。DENONの3万ぐらいので十分。
AirPlayでiphoneの曲も聴けるし、apple tvも…あ、これは、明日の話か?
Commented by pingo21 at 2016-03-11 17:49
あ、それそれ。最近は入出力の規格が増えて対応に困る。
Commented by N.N at 2017-06-26 08:18 x
初めまして。
audience 52 seで検索していてたどり着きました。
ヤフオクなんかでも探しているのですが中々見つかりません…。
もしも手放される事がありましたらお声がけ頂けたら有り難いです。
よろしくお願いします。
Commented by pingo21 at 2017-06-26 12:09
>>N.N さん
はじめまして。
52SEに反応して下さりありがとうございます。
残念ながら今も現役でYoutune専用SPとして活躍しております。

52SEなら継続機種のFOCUSシリーズの方が良いのではないと思ったら、これも生産完了なんですね。
今ならEmitシリーズなのかな、しかしコンパクト2ウェイの選択肢が少なくなりましたね。
Commented by N.N at 2017-06-26 18:19 x
お返事ありがとうございます。
そうなんですね。良いスピーカーですものね♪
今はaudience42を使っていまして、52SEが昔欲しくても買えなかったので今も探している次第です。
ありがとうございました!
by pingo21 | 2016-03-11 11:57 | 家電(A・V・etc) | Trackback | Comments(5)