2015年 10月 21日
うどん県の蕎麦屋 10店目
以前から知っている店だが、以前からネタ的にも、この条件は美味しそうだと思っていた。ただ、家から自転車で50kmの山奥で、冬場はやっていない様も事も書いてあったので少々不安。その上前日は飲み会で寝たのは午前2時過ぎ....翌朝はゆっくりしたいと思っていたのに、7時には目が覚めしまった。そして外を見るとピーカンの天気。
「降水確率は0%」という自転車日和だったので、これは行かないと後悔しそうだ。
ショートカットで行けば35kmぐらいで着きそう。それでも坂道登って下った所。そこからまた引き返すのは面白く無い。と言うかシンドイ。
結局、何時ものCRを走って塩江経由のダラダラ坂道を登って県境へ。県境の気温は22℃だった。朝は寒かったのでウィンドブレーカーを着て出たが5kmも走らない所で暑くなったので途中で脱いだら日陰では寒いぐらい。
そこからトラバースして山の中の細い道を走る。
この道も何度か走った事があるが、初めて来たならこんな所に蕎麦屋があるのか不安になるだろう。
しかし、こんな道にもストリートビューが来ていた。凄いなgoogle Map。
再び幹線道路に出てトンネルを越すと店はもうすぐのハズ。
もっと分かり難いかと思っていたが、ちゃんとノボリが出ている。って事は開いているって事でもあるので、ちょっと安心。ここまで来て閉まっていた凹むだろう。
ただ、道路沿いにあっても店は一段高い所にあるので見えない。
そこから上がって行くと駐車場が見えて既に車が何台か止まっていている。
向かいに家が見えるが、どれが店なのか?
と進んでいくと、右手がテラス席となっており大きな木のテーブルが2つばかりあった。その間にストープがあるが、壁のない建物なので寒くなると必需品かも。
先客は二組だけ。いや、まだお昼前なのに二組もか。
セルフ方式となっており、カウンター横にメニユーが出ていた。
意外とメニユーは豊富だ。鴨南蛮があったが何時も通りに「ざる蕎麦大盛り」を注文。大盛りで1000円だった。
そのまま待っていると、後ろに「おでん」の鍋がある事を発見。
ここは、うどん屋のルール通りに勝手に取って、お通しとする。まずは一口「美味しい~」と言いたかったが、出汁はそんなに染みこんでおらず。週に一度しか開いていない店なので、たぶん前夜仕込んだばかりのものカモ。まあ、それでも不味くはないし、こんなロケーションの中で食るおでんも、また格別でもある。
暫くして蕎麦の登場。
見た目は意外と普通で街中の蕎麦屋で出されるものと変わりない。後から来た客が「太麺」をオーダーしていたのを聞くと、どうも細麺と太麺を選べるらしい。細麺は食べやすく、アッという間に完食。薬味の量も追加の出汁も十分。どーせ、こんな山奥でやっている蕎麦屋なら老後の趣味の延長で、とりあえず作りましたの蕎麦かと思っていたのに、ちゃんとしている。ひょっとしたら以前何処かで店を開いていたプロの方なのかも。
この季節、週に一度、しかも日曜日のお昼しかやっていないのは貴重だ。その上、テラス席が気持ちいい。ここは穴場かも。
お昼を過ぎると、もう太陽は傾き木陰では少し寒くなる。しかし、ここから峠を越えて帰らなくては...。
この峠道も3回目だが、以前クロスバイクで来た時は一気に登れたのに、今回は何度か足をついてしまった。
もう体力の限界かも。
やっと峠を越えるとワインディングロードを下って行く。ここは車で来ても楽しそうだ。
この日走った距離は「89.62km」と90km足らずだったが、疲労度は軽く100kmを越えた感じ。
しかも疲れは翌日には出ず、翌々日にどっと出た。
もうそろそろ限界か。
この蕎麦は、ちょっと食べてみたい。
日曜日のお昼だけ…っていうのにすごく惹かれる。
絶対、商売でやってるわけじゃないよね?
他にも2店舗ほど、やっているかどうか分からない店もあるのですが怖くて行けません。