2014年 11月 11日
きつねのおばけ
「そう言えば、先日テレビでやっていた、うどん屋が近くにあったな~」と思い、行ってみた。
店の前は2台しか車が止められず、裏手に回っても満車。交差点付近で交通量も多い道路沿いなので、そのまま通りすぎて一周して戻ってきたら丁度1台出ようとしたので、そのまま車を滑りこませた...。
丁度、お昼前という事でお客は多そうだ。ガラリと戸を開けると木製の一枚カウンターにはズラリと並んだお客で、ほぼ満席状態。
これもテレビの影響なのだろうか。とりあえず、一つだけ空いた椅子に座ったが、店の中は忙しそうに右往左往している。仕方なく、セルフでコップに水をくんで飲もうとしたら
そう思うが如く、店は昔あったであろう「昭和のうどん屋」そのまま。
オープンキッチンと言えばカッコイイが、店内は薄暗い。土間の向こうに大きな釜と並んだ丼鉢を見ると、まるで映画のセットのような異次元の世界。ガイジンなら「アメージング!」と叫びそう。
そして、その横で店主がうどんをコネている。これ見よがしに「うちは手打ちですぅ~」なんて、わざわざ道路沿いで作業している店があるが、ここは仕事がし易い場所という自然体。
しかも麺は手切りだ。イマドキ珍しい不揃いでアナログ的だが何だか良い。うどん県にもに様々な店があるが、この風景は世界遺産にでも残したいぐらい貴重な存在カモ。
おっと、このまま座っていても何も食べられない。どうも注文は自己申告制らしく、店の中に向かって欲しい物を叫ぶ感じだ。
例によって、ここは「しっぽく」....ではない。普通の、うどん屋だけど一番人気は肉うどんらしい。そして次は「きつねうどん」らしく、注文は半々ぐらいだ。そのキツネが「きつねのおばけ」という名前。ちょっとネタ的に面白そうなので、そのオバケを一つ叫んでみた。
あまり待たずに、出てきたのが丼一面を覆う油揚げだった。
って、ここまではテレビを見て知っていたが、麺の量も標準で2玉とボリューム感たっぷり。ただ400gと少し多い程度で、逆に1玉を注文すると少ないかもしれない。
うどんは、今風のモチモチと言うよりシコシコ感が強く、ザ・昭和の麺という感じ(←って知らないけれど)。出汁は少々薄味だが、キツネの甘い汁が染みこんで丁度いい具合。たぶん、肉うどんも、そんな理由で薄味なんだと思う。逆に、かけうどんならばパンチがなんて残念かも。
そんな頑固親父がやっている店....と思ったら、やたら愛想が良い。老夫婦二人きりだが、テキパキと動きに無駄がないし、ゆっくり食べている間に店内のお客も一回転した。その後も客も途切れること無く、やって来る。
ここは、穴場かも。いや元々有名だったのかな。テレビの効果もあるかも知れないが、老夫婦二人だけで切り盛りする姿を見ると、ちょっと応援したくなる。
次回は「肉うどん」を食べに来ようかと思うが日曜日は隔週で休みらしい。つまり、今回はたまたま開いていたのだったが、次来るときは開いているかな。
この後はバックで出たけれど、もう少し駐車場が広ければと思った。
懐かしい。
お米やさんのジュースを今の若い人は知りませんが、、、
お米やさんのプラッシーですねw
丸亀製麺の一号店を 叩き潰したんだって?
たしかに、夕飯だとちと物足りないかな。
西村京太郎の「長野新幹線~飯山線 湯けむり殺人ルート~」を
追っかけで見ながらスルメ炙ってビールでも飲もっと。
あ、このホテル、会議なんかで使うとこだ。 ( ´ ▽ ` )ノ