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キャプチャーに乗ってみるの巻

徳島ラーメンを食べた後、向かったのはココ。

徳島に来たからには、ここへ寄らないと。いや、ここへ来るついでに徳島ラーメンなのか。地元にルノー店が無くなって以来「徳島ラーメン → ルノー店」はパッケージツアーに組み込まれている。

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桜が咲いている街中を抜けると懐かしい風景とともに、黄色い看板が目に入った。そのまま駐車場内へ入っていくが....あれ?こんなに狭かったっけ?





ここへ来たのは現行TWINGが発売になって以来の事だと思う。そのトゥインゴも、そろそろモデルチェンジなんだから、かなり昔の話だ。もう少し駐車場が広かったと思ったら、奥には野ざらしだった納車前の車の倉庫に、ちゃんと屋根が着いた建物になっていた。この扉の文字がカッコイイ。

とりあえず車を置いて、店内へ入ってみる。

客は誰も居らず。相変わらず雑然としたショールームとは呼べない店内だが、そこがここ良い所。奥から「いらっしゃいませ」と社長の奥さんらしき人が出てきて「コーヒーになさいますか?」と、まるで喫茶店。暫くすると、お客の応対をしていた社長さんが戻って来たので早速「キャプチャーの試乗がしたいのてすが....」と。

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「ありますので、どうぞどうぞ」と、相変わらず元気一杯だ。

前回来た時と全然変わっていない。ヤナセやMB店のキチッとしたスーツに身を固めた営業マンに比べれば、全然ラフなのだが、それだけお客も気軽に来れる。ここは、その人望でやってくる贔屓客も多く、知り合いもここでカングーを買った。

とりあえずカタログと、お客様アンケートが出てきたので適当に書いて試乗車を待つ。
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と言っても、エンジンかけて前に出すだけなので慌ててコーヒーを飲み干して外に出た。

キャプチャーは1年前の発表から、そのルックスに魅了され地元の輸入車ショーでも見たばかりだった。気に入ればフィットの次の車の候補としてマークしておきたいし、ベゼルとも比べてみたいと思っていたのだ。

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早速乗り込むと、アイポイントが異常に高く感じた。もうすっかりA250Sの高さに慣れてしまったワケで、本当はこのぐらいが自然でA250Sが低すぎるのだと思う。A200Tに乗っていた頃ならは違和感はなかったかも知れないが、車高の高さと車幅の狭さから最初は少し不安定に感じてしまった。

インテリアに高級感なんて必要なしいカジュアルで乗る車なんだからこれで十分。いや結構ポップで良いと思う。シートカバーはジッパー式で剥がして洗濯も出来るし、別のデザイの物にも換えることが出来る。但し一式6万円となると気軽に交換は出来ないかも。

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既にエンジンはかかった状態だったが、キーはカードキーとなる。スマートキーに違いないが、ここへ差し込んでからスタートポタンを押す事になるので、ちょっとやりにくい。

その為か、既にカードキー挿入口の周りに薄っすらと傷が入っているのが見える。大した事はないが、左手で差し込む行為となるので、余計にやりにくいだろう。本国では持ったままキーレスエントリー出来る仕様らしいが、日本では電波法の関係から、それが出来ないらしい。わざわざ周波数を変えるとなると、日本独自の物となるのでコスト的に難しいのだろう。この辺りは、昔のルーテシアと同じままなので惜しい所。それでもルーテシアとスタートスイッチが逆なのは、どっちが日本仕様なんだろう?

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まずはアクセルを踏んで店から幹線道路に出てみた。

パンチもなくユルユルと発進。思った通りカタログ値の走りだし。もう少しグッと踏み込めば、それなりに速度は乗るが、1.2Lターボ(120ps 最大トルク19.4kg・m)ならば、このような物なのか。もう少し身軽かと思ったが案外普通。ところが、これはECOモードになっていたからだが、途中でキャンセルして走ると少しキビキビ感が出てきた。が、...う~ん微妙かな。

しかし、速度が増すとスルスルとシストアップしてくる。説明なければ気に留めなかったが、これが同じDCT(6速EDC)と呼ぶものかと思うぐらいなスムーズさ、これは(・∀・)イイ!! メルセデスのDCTもこのぐらい滑らかな繋がりなら良いのにと強く思う。

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ただ乗り心地は、案外ゴツゴツしている。

仏車がドイツ車寄りの乗り心地となり、猫足は昔の話だと言われて久しいが、確かにそうだ。タイヤの銘柄によるものなのかと思ったがミシュラン Primacy 3だ。それでも某TVで言われた、しなやかでフラットではない。それは都会の整備された路面の話であり、メンテナンスが全く出来ていない田舎の舗装道路だと、どうしても気になる。とは言うもののA250Sに比べれば車高が高い分ストロークも大きく絶対的に悪いわけではない。

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2グレードある「ゼンとインテンス」の動力性能は同じで、一番の違いはタイヤの大きさ。なのでゼンの16インチタイヤの方が乗り心地が良いそうだが、価格差10万円足らずだと17インチを選ぶ人が多いとか。

その最大の理由はボディとルーフ部で色分けができるかららしい。安いゼンはモノカラー仕様のみなので、せっかくのオシャレ感がなくなってしまう。それでも最近はラッピングで誤魔化すことが出来るので不可能ではないが価格差を考えると素直にインテンスを選ぶ方が良いのかも。後で納車前のツートン車を見せてもらったが確かにそうだ。せっかく買うなら、やっぱりこれかな。

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機能的には、オートワイパーにオートライト、オートクルーズ等、今時のオート類は一通り揃っている。

但し、自動ブレーキ等の安全装置はなし。信号のエンジンストップもないが、1.2Lなので燃費はそこそこ良いだろう。面白いのはバックカメラが標準で装備されている事。但しナビを着けないと画面はないらしい。W176もバックカメラだけは標準装備だが、アメリカが義務付けするように、これは全世界的な傾向なのかも知れない。

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一通り試乗を終えた所の感想は、普段乗りとしては悪くはないと思う。とにかくDCTの出来は秀逸。耐久性はこれからだけど、これだけでもキャプチャーを選ぶメリットは大きい。

一番はスタイリングだが、お気軽小型SUVとして乗るには丁度良いサイズだ。ただA250Sに慣れてしまった身としては、ちょっと物足りないかな。それでも自分がメインで乗るならばベゼルよりは、こっちだと思う。

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そんな事を少し漏らすと「では、これはどうですか~」と....つづく。
by pingo21 | 2014-04-03 12:15 | 代車・試乗車・気になる車 | Trackback | Comments(0)