2013年 03月 08日
レトロ・モダン
と、ツッコミを入れるのはオッサンの証拠。
いやいやウルトラマンなんかのレトロキャラと一緒で、マッハGoGoGoも意外と若年層にも知られているしリメイクもされてる。でも、この感覚をレトロと感じるのはオッサンの証拠かも知れない。
メルセデス自身が、こんなアップグレードパッケージを売れると思って作ったのは、ある程度の勝算があっての事だろう。
でもMINIなら似あっても、図体の大きい車にはどうかな。これはヨーロッパだけの流行りなのか、それとも時代より早過ぎて一周してしまったのか。
あの丸い吹き出し口を最初に見た時も古さを感じたが、見慣れて来ると逆に四角い吹き出し口が急に古く感じて来るから不思議だ。
SLS AMGを見た時も同じ古さを感じたが「Mark Fetherston氏」はW167のデザイナーでもあり、そんなレトロモダンな感覚が彼のスタイルなんだと思う。W169からW176へと大きく変わったのは普通の車に戻ったと言うよりもデサイナーの方向性による所も大きい気がする。
流行は繰り返すとのセオリー通りの展開なのかとも思うが、まだ日本では受け入れがたいし理解する人も少ないだろう。逆に保守的なゴルフ7のデザインは頑なに守り続けているスタイルであり、ある意味何時も革新的なメルセデスとは対比するが、日本ではゴルフが売れる。
一応エクステリアだけの見た目のみでもなく、スポーツチューンドサスペンションやハイパフォーマンスブレーキ等も用意されている。
しかし日本ではスポティーさを前面に出し過ぎたせいか、素人試乗記ではこぞって「走らない車」のレッテルを貼られているので、こんな見た目だけだと逆効果な気がするが。ただ、そんな心配をしなくても、たぶん日本には入って来ないと思う。
日本のオプションカタログとも被る所はあるが、ダイヤモンド·グリルとかSPORTSロゴのスカッフプレートなんかは欲しい人が居るかも知れない。
でも、これは「マッハGoGoGo」に出てくる敵の自動車だよな...と思ったけれど、ちょっと違うか。しかし昔からタツノコの人物像に違和感を感じるのは、あのツケマ的なアイラインなんだと分かった。