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A Story of A 第二章 〜 駱駝に乗って 〜

..........昨日の続き。

家庭内において「車を買う行事」は家屋の購入に次ぐぐらいの一大イベントである。よって車種の選別からディーラー巡り、はたまた営業氏への圧力と値切り行為まで「家庭の主婦が主導権を握る」事が多いのだと言う。

それ故に自動車メーカーは、いかに奥様方を振り向かせ堅い財布のひもを緩ませるかの画策を、ありとあらゆる方法でやっているのだ。ただ、それは女性の観点から見た価値観であり「走るための車」を欲する多くの殿方との意見がブツかる場でもある。

が、何故か「我が妻」は私の買い物には無関心なのだ。

たぶん、本当に車に興味がないのだと思うが、少しは「こんな車が良い」とか「こんな色はダメ」とかの意見が欲しい時もある。そうやって「買うプロセス」を楽しむのも面白い事なんだけど、私が勝手に「買う!」と決めておいて、相談したら「ダメ!」と言われるのも(υ´ Д`)なので、いつの間にか大型耐久消費財の購入に関しては「事後報告制」になってしまった。

ま、食費と子供の学費を滞りなく納めていれば文句は言われないので、それはそれで良いのだが.......ヽ( ´ー`)ノ

さて、前置きが長くなったが昨日の続きから。場所は我が家の狭いリビングにて。妻はテレビを見て息子はVAIOで新しい携帯の情報を探している。娘はソファーに座ってマンガを読んでいる所に夜のドライブから帰った私が登場したシーンから........。

「ステップワゴン」のCMを見て思いだしたように、寝ころんだまま........「んで、車は何を買ったのよ?」と妻.........「ん?(ちょっと、とぼけて)同じだよ」と私。

「え?、何でまた同じ車買うの?」と妻。どうも全く同じA160を買ったのだと思っているらしい。そこで「いや、モデルチェンジしたやつ」と答えたら...........「ふ〜ん」なのだ。

「どれどれ、どんなのか見に行こうか」とか、「パパ、新しい車に乗せて!」と娘のリクエストもなく、妻はドラマを見続け、娘も黙々と「ミルモでポン!」を読んでいる。

で、思い出したように「何色?」と来た。

「さて、どう答えようか」と一瞬頭の中で色々な事が過ぎった。苦節3ヶ月、ってもういいか。ひょんな気まぐれからオーダーしてしまった「デューンベージュ」はイギリスでは「デューンゴールド」と呼ばれるぐらい「金ぴか」だったのだ。
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〜 朝はこんな色にも見える 〜

だが、ここで分かり安く「金色」なんて答えたら田舎のヤンキーの兄ちゃんが古いハコスカをオールペンした感じに捉えるかも知れない。そんな表現をしたら「あんた何考えてんのよ!」みたいな事になるかも知れないので、そこは当たり障りの無いように小声で「ベージュ」と答えた.........ら?




「ベージュ?」

「ベージュ( ´・ω・) ???って何?」............「らくだ色?って事?」...........らくだの「ももひき色? (^◇^;)あははははは.....」.............「はははははははははははは」.............ひぃー.........ラクダだから、今度みんなで食事に行く時には「お父さんのラクダに乗って行きましょう」って言えるじゃない..............あははははははは(^◇^;)。

「ら、駱駝に乗ってか........」その言葉を聞いてちょっと「AIN SOPH」を思い出した自分が悲しい(このネタ分かるのは3人ぐらいか)

なんか凄く小馬鹿にされたようで辛いが、まあ「そんな色、絶対嫌!、返してらっしゃい!」と言われるよりはマシだった。だが、そばで聞いていた息子が「えー!? 青が良いのに!」と自分の意見を言う。こいつは、自分の持ち物を青で統一しているぐらい「青好き」なのだ。

そこで「青は、ちょっと濃い色だから」と言うと「いや、濃くても良い、青がイイ!」と言う。ま、仕方ないが、次に買う時の意見として聞いておこう。みたいな説明をしてみたが、妻は既にテレビドラマに没頭し、娘は「ミルモでポン!」で微塵ともしない。

ま、みんなオヤジの乗る車に関心が無いって事だな┐(´Д`)┌

まあ、これが一応家族への説明だったのだ。だから実際に車に乗りたいと言う意見もなければ、誰一人見に行く事もなかった。だが翌朝、ゴミを捨てに行く妻と一緒にエレベーターを降りたので、入り口から出た所にあるA200の前まで行き「これ」と言うと、妻が一言...........。

「金じゃない」...................._| ̄|○ ヤッパリソウミエタカ
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〜 光の加減で様々な色に変わる 自然には似合わない色か(^^;)? 〜

さて、翌朝からは通勤に使っているA200だ。今までと同じように駐車場に止めていると3日もすれば同僚達が気がつく。だが、それは色が変わったから気が付いたワケで、どうも見た目は一緒らしい。

だが、色に関してはみんな同様に「ゴールド」と認識しているらしく、こっちが「ベージュ」と説明しても無駄のようだった。だが「色は失敗したよ」と言うと「何で?」との意見も多く「いいんじゃない?」との意見も多かった(゚∀゚)/

まあ、それなりに気に入ってはいるが、どうもこの色は朝晩の光の加減、また周囲の色の違いによって、金色に見えたり暗いベージュに見えたり焦げ茶に見えたり様々なのだ。ある時は「シブイ色」と見えるのだが、ある時は「どっち着かずの色」に見えて判断が難しくなる。

同色国産車の色よりはかなり濃い色であり、最初に「こんな感じかな?」と思っていた同じ駐車場にあるistよりも濃くて何か重厚な感じもある。
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〜 ist VS A200 (この色のistはマイナーチェンジでなくなった)〜

だからA160の時の様にポップでカワイイとかの印象は全くなくなってる色なので戸惑うのだ。ただ駐車場で白やシルバーの車の中では映える色でもある。ま、気に入らなかったら早い内にA200Tに乗り換えるさ(´ー`)y-~~ホントカヨ?
by pingo21 | 2005-06-02 10:33 | Aクラス(A200E) | Trackback | Comments(0)