2011年 07月 13日
ポリカーボネートのラメラールーフ
夏と言えば「ラメラールーフの季節.....」じゃなくて、本格的な夏を迎え、暑くなって来ると逆にラメラーは仇となる。なので最近は走り出す前に、換気のためちょこっと前を開けるぐらい。
炎天下で乗り込むときは、ラメラーを全開にして空気を入れ換えれば早いのだけれど、数回に及ぶラメラー修理の結果「あまり動かさない方が良い」というのが得策のようで躊躇する。
しかし、こう暑くては.....と思い、久しぶりにシェードを開けてみると....。
.......「ん?また小キズが増えてないか?」
光に照らしてみないと目立たないけれど、小さなキズと言うか亀裂みたいなものが見えるのだ。
拡大すると、こんな感じ。
たぶん、これはラメラールーフの素材である「ポリカーボネート」の劣化の一つではないかと。
最初にこれが出たのが、納車から2年ぐらい経った頃。
そして2年半経ったこの時には、もうこんなに目立っていた。
それでも、光に照らしてみないと目立たないので気にはしていなかったが、今度は外装の方からの劣化が目立ってきた。
この周囲が禿げてきたのだ。それが最初の車検を迎える直前で、ケアの対象と言う事になりポリカーボネートの部分は全部新しくなった。
しかし、今から思えば「ラメラールーフの悪夢」の全ては、ここから始まる事になる。
ポリカーボネート部分は新しくなったものの、組み付け精度が悪かった為か、そこから機械的不具合が連発。直しても直しても、余計に悪くなるばかりで最終的な修理は昨年の12月まで引っ張ってしまった。
ただポリカ周囲は2年半経っても綺麗で、今見ても外装の剥げはなさそうだ。ほぼ同じ期間が経ったのにこの違いは何だろうか。車内から見える小キズは気にならない程度なので、このまま行けたらよいと思うが...。
まあ、再び外装が禿げても二度と(ディーラーで)直したくないのが本音。
いや、それよりも最終修理から何度か使用していると、雨が降る度に、また雨漏りがしないかと毎回ヒヤヒヤ。梅雨の最後にあった豪雨の日は「これはダメかも」と思っていたが、雨漏りは皆無だった。
雨漏りさえしなければ、キズや剥がれはどーでも良い。と言うのが今の心境。
しかし、これに懲りて「ラメラールーフは、もう二度と選択しないか?」と聞かれれば、そうでもない。屋根が開く爽快さは何事にも代え難いものがあるし、炎天下の換気は早い。ただラメラールーフは、これで最後になりそうだ。次期W176は、開閉しない嵌め殺しのルーフになる予定?
なので、W169は益々手放せなくなった?
ボロボロ剥がれる様になったら、全て剥がしてコーティングでしょうか。
その前に乗換え?
いや、借金してでも乗り換えたい車がないに一票。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/nsroom/photo/b04/Phb4P019.html
掲載された写真のような材料欠陥を生じることを
クレージングCrazingといいます。
防止策としては紫外線や酸素から防護するために
犠牲皮膜を形成するのが有効かと思われます。直射日光を避けるようなシェイドを設けるのも良いでしょう。
掲載された写真から察するに、表面にクリア塗装がされているようですので、金属磨きのピカール等で表面塗装を落とすことも有効かもしれませんね。自己責任かつ、目立たないところで試すことをお勧めしますが。
我が家のプラズマディスプレイもピカール攻撃で傷んだ表面処理
全部落としちゃいました。快適快適。
ラメラー開口部の広さはA同じと思ってましたが、違うのかな?
>>鉄板ラメラー
一度、特殊なワックスで白濁して取れなかった事があります。
でも、あれは丈夫でした。
>>ポリカ
Crazingですか。
屋根なし駐車場、しかも海近しなんで環境が良くないのかも知れません。
もうマイサポもケアもないので、劣化が進むと、それなりの対処療法してみよう。