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HiFiMAN RE-ZERO

あれから何の打開策もなく、アンバランスな音量のまま聴き続けているとイヤホンでの使用が激減してしまった。

しかし音楽アプリを色々入れていると、やはり大きい音で聴きたいし昼休みに一人悦に入る(トランス状態)には必需品だ。もう一度A8を購入する事も考えたが、それでは芸がない。同じB&Oの「Form 2」が何故かアップルストアで安く売られているで手を出しそうになったがA8よりも評価が低かった。

そこで本気になって新しいイヤホンを求めて探してみたところ、こいつを買ってしまったのだ....。
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以下、ここに至るまでの道筋。



最初は、せっかくiPad用なんだから、ケーブルが邪魔にならない「ワイヤレス」を一番に考えていた。

ところがBT物は、どれもiPhone(通話)向けの物でHiFiオーディオ向けの物は少なく音質での評判は今ひとつだった。その中でも独自の通信方式でHiFi向けに作られた「Kleer」に興味があったがドッグタイプがiPad用にも使えるのか不明。冷静になって考えるとワイヤレス物は電源確保も必要で余分な部品も付随するため大きく重くなってしまうのが欠点だ。

でも「ゼンハイザーのW1」には今でも興味あるが価格と音質のバランス、あとバッテリーの持ちがもう少しって感じで踏み切れなかった。
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もういっその事、10万円オーバーのヘッドフォンでも買って一生モノにしょうかとも考えたが外でヘッドホンをするには勇気がいるし持ち運びが大変。他にもシュアとかゼンハイザーの3万円前後の定番イヤホンも探ってみたが、当地ではお試しが出来ない為、自分自身を納得させる事も出来ず。でも「UEのTF10ProとかSENのIE8」なんか店頭で聴く機会があれば音の良さに衝動で買ってたかも。

結局10年前と違い数と種類がありすぎて選びきれず。もう少し冷静になって考えよう......と諦めかけていた所に出くわしたのが、これだった。
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なんかウオークマンのパクリみたいなネーミングだが、これは「HeadDirect RE-ZERO」というイヤホン。何処かで聞いた事のあるメーカーだと思ったら、見た目一昔前の中国製みたいなウオークマンなのに、音はべらぼうに良いと評判の「HM-801」の会社だった。まだまだ歴史が浅く評価が少ないが、その道では結構有名らしい。

興味を持ったのは「今日が発売日」と書かれていた事。しかも「世界限定1000台」らしい。新し物好きで限定と来れば興味が沸かないわけがない。念のため何時もこの種の情報でお世話になっているMusic TO GO!の記事を読めば、なかなか良さそうだった。一番求めていた「ニュートラルでシャープ」って所が気に入った。
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価格は「11,550円」とリーズナブル。せっかく買う気になっていたのだし、このまま迷っていても決まらないだろうと思い、これを見つけた1時間後にはポチッてしまった。そして翌日には到着という、かなり早い決断。まあ、それ以前の迷いが長かったからね。

お世辞にも、高級感溢れるパッケージとは言えないが、使い出したら入れ物なんて関係ない。早速中を取りだしてみると、何の変哲もないカナルタイプのイヤホンだった。
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ただ、違うのが「4極ミニプラグ」という事。

すぐにでもバランス駆動で聴けるわけがないが、将来的にって事らしい。その為に変換プラグが2種類付属。だったら、一つ下の「REO」にすれば良いが、低域特性が上がり微妙に効率が良いらしい。その上大した値段の差でもないので、後々後悔しないように、こっちを選んでしまった。

では、早速聴いてみよう...。
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お?

お〜、なんじゃこの音は。

10年前のA8に比べたら浦島太郎状態。今時のイヤホンは、こんなに音が良かったのか。確かに解像度が高くタイトで透明感がある音だ。どちらかと言えば打ち込み系の音楽が得意かな。ヘッドホンと比べ、カナル型では懸念される低音も十分過ぎるぐらいある(A8比)。逆に録音の差とかパンチインの跡とかが手に取るように分かるので、どーしても録音の良い音源が欲しくなった。

チップも色々付属していて、その交換でも音色が楽しめるらしいが標準で付いていたのが一番耳に合っていた。まだまだエージングが終わっていないので、この先どんな音になるのか楽しみ。
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たぶん、同価格帯のイヤホンならば同じ感想を持ったかも知れないが、今の自分にとっては、これで十分。それどころか、なんか火が点いてしまって昨日から、せっせとCDの取り込み中。

10年前と違い何だか最近のポータブルHiFiオーディオやPCオーディオの世界も賑やかなようで、iPadにuDACとか非常に興味アリ。今の住宅事情(と言うかカミさん事情)では大きなスピーカーで楽しむことは出来ないが、これはこれで色々と面白そうな事がありそうだ。

あ、イカンイカン、沼に引きづり込まれないように気をつけなければ........。
Commented by 地元民 at 2010-07-12 20:55 x
私もずっと探していたので真似しました。m(_ _)m
ケータイで使おうとするとヘッドフォン端子が無いので変換さらに変換になってしまうのが難点ですけど楽しみです。
Commented by pingo21 at 2010-07-13 08:28
みんな限定って言葉に弱いのか、某店で売上2位w
今度はドック接続のポタインが欲しいです。
Commented by 地元民 at 2010-07-13 18:46 x
確かに限定でなければ通販で探してまで買わなかったでしょうね。
docomo用に4極変換を自作しようかな
Commented by 地元民 at 2010-07-14 18:46 x
届きました。開放型で無いとこんなに情報量が多かったんだと久々に認識を改めました。

変換はワイヤーの方はL型で線も細くて切れそうなのでボックスの方をメインで使うことにします。

近々出張なので、その前にCDをケータイ用にwmaで取り込み直さないと・・・
(iPhoneとサイバー用にmp3で取り込んでました。なんでケータイはwmaなんだ・・・orz)
Commented by pingo21 at 2010-07-15 13:28
カナル型だと遮音性も上がりますから何度も聞いた曲でも新たな音の発見なんかあります。
ロスレスで入れていると段々と容量が減ってきました。64Gにしておけば良かったか。
Commented by 地元民 at 2010-08-04 22:15 x
docomoケータイだとロスレス使えなくて48kでしか使えませんでした。
電池は持つし、聴くには聴けるけれど悲しい・・・
Commented by pingo21 at 2010-08-05 09:47
そうなんですか、何かもったいないですね。
でもロスレスは容量が大きいので、iPadも一杯になってしまいました。
by pingo21 | 2010-07-12 12:08 | iPod・iPad・AV・ガジェット | Trackback | Comments(7)