2009年 04月 20日
ゴルフ6 〜 外見は草食系中は肉食系? 〜
それ程気になる存在ではなかったものの、コストダウンとかプラットフォームの共用、スリーサイズはほとんど同じで小排気量チャージャーとかのニュースが漏れ聞こえると、ゴルフ6と言うよりは「ゴルフ5.5ぐらいじゃないの?」と思っていました。なので、本命の「New Polo」まで待てば良かったのですが、似たようなルックスや同じ指向性を持つゴルフ6を見てみるのも悪くはないです。
そうなると発表時は人が多いと思い、一週間ズラしたと思ったら全国的には先週末が「ニューゴルフ デビューフェア」でした。こんなタイミングで行くには、いかにもモノ好きですが、なるべく人の少ない開店時間の9時過ぎにディーラーへ突撃してみます。
しかし、お客様駐車場ではA以外はVWだらけと言う敵戦区に乗り込んだ気分でした。まあ、そんな事は気にせずにシラッとしながらショールームの中へ.....。
そこで待っていたのが、ゴルフ6でした。
ネットで初めてその姿を見た時は「ゴルフ4?」と思ったぐらいなアッサリ加減です。
しかし嫌ではありません。むしろゴルフ5のワッペングリルの方が違和感ありありで「あれは欧州のナンバープレートじゃないと完結しないよ」なんて偉そうに思っていましたから、これはこれで正解です。もっとも既にシロッコのフロンマスクを見た時から今度はこうなるとは分かっていましたが。
数字的にスリーサイズは、ほとんど変わりありません。しかし実際に生で見ると低くワイドに見えます。フロントが少し延びた感じかな? 後ろもアッサリ目で、もう少し遊びがあっても良さそうです。でも、隣のおばちゃんも乗るGolfですから少しでも差別化する為にイジる事を前提としたら、これは格好の素材でしょうか。
あ、そうそう後ろの反射板がAとよく似ています。
展示車は「Cmfortline」と「Highline」の2台に旧タイプのGTIが1台。
しかし新しい車が出てくると旧タイプが一挙に古くさくみえて来ます。まあ、これは宿命ですから仕方ありませんが、ゴルフユーザーは今でも3とか4はよく見かける事もあり、それぞれが独立した車にも見えます。逆に1とか2が走っていたら「おぉ!」と目で追ってしまいます。それぐらい歴史があるって事でしょうね。
両タイプのエクステリアは、ほぼ同じに見えます。
たぶんGTIも赤いラインが入るぐらいですから、感心がないと全部同じに見えるでしょうか。ただ、同じTSIのバッチでありながら、1.4L直噴シングルチャージャー(122ps)と方やターボ+スーパーチャージャーの160psの違いがあります。もう下から上までトルクフルな感じですが、それでいて1.4Lは正に時代とマッチしたパワートレイン。
本当は、もう1年寝かせ熟成したい所でしょうがVWの台所事情とガソリン高騰の折に前倒しになった感があります。ただパワーユニットもお家芸のDSGも既にあったものですから、それ程時間は掛からなかったのでしょう。
しかし時間が早かったのか、人っ子一人居ません。そこで運転席に乗り込んでみます。
ドアを開けようとグリップを引っ張った時のゴリッと感が何ともイイ。そしてドアを閉めた時のバスッと感も今までと違います。こんなの同じサイズの国産コンパクトカーに比べたら雲泥の差ですが、元々お値段が違いますからね。
事前の情報だと「質感がアップした」と多く書かれていました。でも「その質感って何よ?」と思いながらシートに座って見回すと......「おぉ質感が上がったな〜」と思わず口に出してしまいました(笑 一昔前のVWの質実剛健なインテリアは微塵もなく「アウディです」と言われても「はー、そうですね」と言ってしまいそうなぐらいに質感が上がってます。
他に上手く表現出来ませんが、昔のゴルフを知っている人は恐らくみんな「ゴルフも立派になったな〜」と思うハズです。
外観はアッサリ草食系ですが、内装はコッテリ肉食系です。
いやコッテリと言うよりカッチリとした高級感ですかね。このアルカンタラとファブリックのシートなんて、座った途端にしっくり来てしまいました。先代も質感が上がったと言われていましたが「ふ〜ん」ぐらいでしたが、それに比べると何でしょう、デザインで押しているワケでもないし、それぞれのポジションがしっかりしていると言うか抜け目ないと言うか。良く作り込まれた感じを受けます。
なんか、やたらクロームの囲いが目立つからかな?
左右独立エアコンとか、(Aより分かりやすい)後部シートベルトの脱着表示やオーディオのAUX INなど、Aで既にある装備もちゃんとあります。いやそれ以上に今時の機能は先取りしており、国産車のそれと比べても遜色ありません。いや昔からゴルフは結構先取りしててMDなんか着けちゃった事もありましたね(笑
VWの純正ナビも他の輸入車同様、高い割に使えないモノが多かった頃があり「純正より後着けの方がいい」と思っていました。今回のナビも「294,000円」と少々お高いですが、HDDナビは勿論の事、地デジ・フルセグ、ステアリングスイッチ連動、メーター内のルートガイドと至れり尽くせりです。厳密にはVICSビーコンがなかったり(FMはあり)運転中の機能制限はありますがETCやバックカメラとも連動で、このお値段だったら妥当でしょう。
今や当たり前となったクルーズコントロールとかオートライト、自動防眩ルームミラー、コーナリングライト等は勿論装備。しかし「これの何処がコストダウンなのよ〜」と疑ってしまいます。ただ残念なのはヘッドライトにHIDの設定がない事。オプションもなし。何でだろう?
後ろのトランクを開けていると「いかかですか〜」と、やっとセールス氏登場です。
最初に想像していたよりも、ずっと良くて見た目より中身はインパクトありあり。先代の時より印象が強いです。最初はチラ見で帰ろうかと思っていましたが、ここまで来たら乗ってみたい。で「試乗車ありますか?」と........つづく。
大きな変更点は、ステアリングスイッチとクロームの多用と外観。
エンジン・ミッションも同じですし、新しいサス?は導入なしで、様子見の人が多いと聞きましたが・・・いかがなものか。
既に5自身が5.2ぐらい進化していましたし、コストもかかっている車ですから。
むしろ今更プリウスとかインサイトとかも嫌だと思っていそうな2000ccクラスの他ブランド車からすれば、
格好の渡り舟ではないでしょうか。
燃費もそこそこだしパワーも質感もあるし、そういった人が乗り換えても全然違和感なような気がします。
あとはゴルフブランドで満足するか気持ちの問題だけ。
最近168の前に9年乗ったゴルフⅢを長野市のとある駐車場で発見。
まだまだ現役で頑張っているようです。
時々陰からそっと見守っています。・・・もう、16年目?
それはそうと、新型のクロームのワッカはマッキントッシュのオーディオにあいそう。
空調部分をどっかに移植して・・・
アッ、イカン イカン。
VWは早くゴルフ6にしたかったとか?
見た目の質感が変わらないという事は、
見えない部分がコストダウンされている
という事なのでしょうか?(謎)
しかし、これだけ大きくなっても、相変わらず、右ハンドル車の
アクセル位置は左側にオフセットされているようですね。
Aから乗り換えると違和感が強いかも...
あそこは、基本的に声掛けは少ないと思います、特に他の客が多い時間帯だと。
それのまで何度か経験しましたが、やっぱり朝一ですね。試乗したいのですがと申し出ればOKです。
試乗お勧めしますよw
>>がっちゃん
自分の乗っていた車に遭遇した事はありませんね。
あれ、オーディオカーに最適だと思いました。
>>らのうさん
そうですね、見えない部分のコストダウンが気になります。
でも違和感は、それほど感じませんでした。