2009年 03月 10日
CANバスアダプターII&ステアリングリモートコントローラー発売!!
え、それでも高いですか? しかし以前の価格「47,250円」に比べれば、ずいぶんとハードルが低くなったと思います。
そもそも「CANバスって何?」と言う人の為に少しおさらいを。
A/Bクラスで純正オーディオを外して、社外のナビ/オーディオに交換した場合はステアリングスイッチが使えなくなります。外さずオンダッシュナビで、オーディオ出力をダッシュボード内のAUXから入れた場合、音量自体はコントロール可能ですが曲の選択等はダメです。それに今時、ナビはインダッシュが主流となっており、純正オーディオをごっそり外すと言う事は、即ステアリングリモコンとはお別れと言う事です(そんなの説明なかった訴えてやる、っておばさんいましたね)。
そこで、出てきたのが「CAN-バスアダプタープラス」です。発売は確かA200Eを購入した頃だったでしょうか。
簡単に書くと、ナビの取り付けには車速パルスとかイルミネーション信号とか色々と接続が必要なですが、これを一つ一つ探して接続するのは凄く面倒な作業です。
そこで車内を走っている「CAN-BAS信号」(車内のLANみたいな規格)には、これら情報が流れているなので、そこから頂いてしまおうと言うのが「CANバスアダプター」なのです。そこで、それを更に利用して、ステアリングスイッチを押した時の信号をキャッチして、ナビ/オーディオで使用している赤外線リモコンの受光部に別に着けた赤外線の送信部から信号を送ってしまおうという物が「CAN-バスアダプタープラス」です。
これでナビ/オーディオは、純正リモコンから操縦されているのと同様にボリューム上げたり選曲したりするワケです。まあ、つまりもう一つ別のリモコンを付けたような物ですね。
「そんなの手を伸ばすかリモコン使えば」と思うでしょう? しかし車の場合運転中に手を離さずに使えるって事が大きいのです。でも一番の問題は、その価格でした。結局私も、その値段を見ない事にして購入したワケですが、やっぱり高い買い物でした。
先月だったか、円高還元でCAN-バスアダプター(信号のみのタイプ)が安くなった時は期待したのですが、CANバスアダプターブラスは変わらないままでした。そこで、やっとCAN バスアダプターⅡ(pdf)と「ステアリングリモートコントローラー」が発売されたのです(と同時に旧タイプは販売終了)。
しかも今度のモノは、小さくなり機能も色々と増えているみたいですね。とりわけ赤外線リモコンの出力が大きくなったとの事なので、日中ナビ等の受光部に直射日光が当たる場面での反応が良くなっているかも知れません。また、リモコン信号の任意登録や多重登録も可能になりました。
これは、ちょっと悔しい気もしますが3年使ったんだから仕方ないでしょう。それに、このCANバスアダプタープラスのみでは操作出来ないナビの機能は、同じくステアリングに取り付け可能だった、この学習ステアリングリモコンを使ってます。
メイドインコリアン製で、長く使えるのか心配でしたが、意外と電池の持ちが良く今でも手放せません。
主な機能は、ナビのソース切り替えとか、地図の拡大縮小、ミュージックサーバーの操作等に割り当てて使ってます。勿論、純正のステアリングリモコンがオプションで選べるナビならば必要ないかも知れませんが、これは学習させて最大16個の機能が操作できるスグレ物です。残念ながら今は入手困難らしいですが、同じような物がどこかで売られているかも知れません。
しかしCAN-BUSが誕生し実際に車に搭載されたのは1991年。CAN-BUS(1Mbps)は中速で、今や、もっと早い信号制御が必要となっている時代ですから、そろそろ次の規格が出てくる頃でしょうか。