2008年 08月 04日
職権乱用の本
そのタイトルは「職権乱用」という、ちょっと面白そうな(車がらみの)エッセイだ。発売は先週の金曜日だったので、仕事が終わって近所の本屋を覗いてみたけれど見つける事が出来なかった。たぶん地方の店頭に並ぶには少し時間かも知れない。
本を探すと言えばこの時以来だ。そこで前回の教訓を元に「ネットで在庫を確認する事が出来る」地元の本屋で検索してみると......あった。
新刊だから、たぶん他の本屋にも入荷していると思ったけれど、別の本も探していたので日曜日に行ってみる事にした。だが、起きると既に昼前。日中は暑くて外に出る気力もなく、結局夕方になって出掛けていった.....。
.......って遊園地じゃない。
まあプチ遊園地に間違いないけれど、以前行ったこの本屋だ。
しかし、家に居ながら本屋の何階の、どの棚に目的とする本があるのか分かるのはとっても便利。
もし、これを知らなかったら、恐らく今回も車雑誌コーナーやタレント本辺りを彷徨っていたに違いない。いや、「職権乱用」というタイトルなら前回と違って店員に聞いても恥ずかしくはないか?
そんなワケで難なく見つけることが出来た。帯には、かの「小林彰太朗」氏の名前も見える。
まあ、これなら見逃す事もないけれど、大きな書店だと細分化されすぎているので、この種の本は何時も迷ってしまう。なのでCG誌を置いている車雑誌のコーナーでも併売すれば良いのにと思った(そうしている店もあったけど)。
二玄社の本を買うのは月刊誌を除けば「10年10万キロストーリー」以来か?
月刊誌のコラムを編集して一丁上がりの本も多いけれど「かさばる」という理由と、旬な情報はネットで入手出来るとの理由で、今は自分が車を買う時期以外、車の月刊誌は立ち読みになってしまった。なので「まとめ本」は、それなりに買って読むと面白い。
で、この本だけど(失礼ながら)「意外に」面白かった。恐らく、水着のお姉さんが表紙になった「勝った負けた」を競う本よりCGやNAVI誌辺りの、まったり本が好みだという人にはウケルと思う。
ただ、残念ながら取り上げられている車の中にはAクラスもBクラスも出てこない。まあ、それだけ印象の薄い車って事だろうけど、他の車を見ると氏の好みも分かってくる気がする。でもGOLF GTIが絶賛ならスペック的には似ているA200Tの感想も聞きたかったな(たぶん酷評)。
最初にCGTVの松任谷氏と書いたけれど、世間一般には「松任谷由実の旦那」と言った方が分かり易い。内容は「車+α(音楽+私生活)」って感じなので、奥さんとの生活が垣間見られる所はユーミンファンにもお勧めだと思う(ユーミンにはポロのデザインはカッコワルイらしい)。
発刊と共にblogなんかも立ち上げて、ついでにYoutubeにCM乗せたりして今時の宣伝活動もやっている。その中で「車の面白さは、本体より、それがもたらす生活じゃないですか....」という言葉に共鳴。
そうそう車の本って、スペックがどうのこうの、走りがどうのこうののハードの面ばかりが強調されてて面白くないと思っていた。
そう言えば以前こんな本(車で見抜く性格と運命、恋愛だらけのクルマ選び)の事も書いた事がある。どちらもハードではないソフトの面から書いた本だった。
これらの本も面白く読んでいたし、後に作者の方からメールを貰ったのは嬉しかった。松任谷氏も「ここ読んでくれないかな?」と検索しやすいようにタイトルに出してみた(^^;)。
今週末も東京と大阪でサイン会があるそうな。行きたいけれど、むさいオッサンばかりのような気がするw
本が小さくなったら買おうかな(笑
この種の本は小さくなるのかな?
あと、取り上げている車が最近の車なのも良いです。
何時か貸してあげよう。
>>MENBOさん
面白いと言うか一つ一つの話が興味深かったです。
恐らく正直に書かれている話なので、こんな事書いても良いのかな?と思うような業界の裏事情とかね。
あと自分が試乗した車との感じ方の違いとか。
アルファは後ろの方にちょい乗り日記で少し書かれています。
ちょっと立ち読みして面白そうだったら買ってみてください。