2008年 03月 17日
やっぱり小さいのが好き? FIAT 500
ディーラーによっては既に一週間前から展示されており、全国的な発表会の前に色々と情報だけは入っていた。
FIAT店へは以前「グランドプント」を見に行って以来だったけとれど、ちゃんと住所も名前も書いたのに1通のDMも来なかった。元々見込み客には思われなかったかも知れないけとれど、期待したグランドプントも見た目の割には非力らしく結局一度も試乗せずにいた。
そして、今回の「FIAT 500」だ。
地元ディーラには既に展示車と試乗車まで用意されているとう。ただ前日は沢山のお客で賑わったそうで、なかなか試乗も出来なかったらしい。なので、ちょっと早めに行ってみた。
幸い他のお客の車は1台もなく一番奥に止めて早速ショールームへ。そして入り口のアルファ車をかき分けて、一番奥に鎮座していたのがこれ...。
先日の「岡山輸入車フェア」で一度は現車を拝んでいたけれど、それは左ハンドルの並行輸入車であり色も黒だった。
それが今回、やっとカタログ色の「ボサノバホワイト車」を見る事が出来た。やはり色によって随分とイメージが変わってくる。これこそチンクエチェントの現代版「FIAT 500」だと思った。
正面から見ると、意外に大きく見えたけれど、後ろ姿を見ると逆に小さく見える。
ところがパンダと比べてホイールベースば同等なのに、全長は少し長く横幅は広いらしい。背が低いのと後ろが寝ているので、より小さく見えるのだと思う。
展示車は「1.2L LOUNGE」の特別仕様車だった。
全国で200台限定らしいけれど、とっくの昔に200台完売。この車も売約済みであり、既に他人の車とは知りながら色々と見させて貰った。
運転席を覗くと白くて、大きなハンドルと「FIAT」の文字が目に付く。
ダッシュボードは白と黒のツートンだけどレトロ調でありながら現代的でもあり、同サイズの国産車みたいな他車の流用パーツ丸出しの印象はない。
シートは堅くもなく柔らかすぎることもない。
また大きくもなく小さくもない丁度良いサイズ。小さい車だとシートも小さくなる傾向があるけれど、輸入車全般にそれはなく、ちゃんとした大きさなので好感持てる。
一応特別仕様車なので「オートエアコン」らしい。
通常だとこれがマニュアルエアコンになるとか。温度設定が2つあると言う事はA同様に左右独立なのだろうか(確認するのを忘れてた)。
エアコンの下にはシフトレバーが。
「デュアロジックですよね」と残念そうに言うとパンダよりグランドプントの時より進化して扱いやすくなっているとか(ホントカナ?)。日本向けにはアバルト車以外は、たぶんMT車は入ってこないだろうと思う。
エアコン送風口の下にはオーディオ。
一応CDであり「mp3」の文字も見えるので再生可能なんだと思う。ただダッシュボードの位置が少し高いので、ここへナビの画面を持ってくると、ちょっと前方を遮るかも知れない。オプションではソニーの「NV-U2」をここの吹き出し口に取り付けれるらしい。画面サイズだとギリギリかな。
ハンドルにはオーディオ関係のステアリングスイッチが付いており、これまた純正を外して後付けオーディオへの道が困難となっている。サイズも形状も特殊だからワンオフで作るか取り付けパーツが出るのを待つか。その内CAN-BUSキットも出てくるかも知れないけれど、オリジナルのデザインは捨てがたいものがある。
なんて、心配するのは早すぎるか(笑
天井を見上げるとサンルーフが見える。
Aと同様に内側に網状のサンシェードがあり、日差しを遮ることが出来るけれど、エアコン容量によっては夏場はちょっと暑いかも知れない。LOUNGE仕様に装備らしいけれど、オープン出来ないのが残念。
本国にはオープン式のサンルーフがあるので、何年かしたら特別仕様車で入ってくるかも知れない(と期待)。
とりあえず後部座席にも座ってみた。
思った通り、ルーフが寝ているので当然後部座席の天井はその分低くなっている。残念ながら座高の高い私は頭が当たってしまった。足下はまあまあの広さがあるので、スポーツカーの後部座席みたいな事はなく、大人が4人乗って乗れない事もなさそうだ。
ただ長距離はムリかな。元々そういう車でもないし、3ドアのパーソナルカーとして割り切らないと。
荷室は期待すべくもなく、どことなくA160の狭さを思い出した。
車幅と高さが無いために、そんなに荷物は積めないだろうと思うけれどバックドアは大きく開く。後部シートを倒せば、それなりに荷物を運ぶ事が出来そう。まあ、そん事は当たり前だろうけれど、日本でこの車を買う人はイザという時しかそんな使い方はしないと思う。
でもヨーロッパではそういうマルチパーパスな使い方が日常で普通に使われているのだと想像する。
レトロモダンなハズなのに古さは全く感じられず。下手に昔のチンクエチェントを知らない分、全く新しい車に思えた。
逆に、奥にあったグランドプントの方が、どことなく古くさい感じがする。
一通り見ても、直ぐに終わってしまう程、小さな車だ。
それ故に小さい車好きとしては、とても魅力ある車。なので「試乗車がありますが、乗られますか?」には二つ返事でOKした.....つづく。
※年末にフジテレビで放映された「のだめカンタービレ」に旧Aクラスが出てましたね。原作ではメガーヌスポールだったんですが、旧A乗りとしては、ちとウレシイ。
これ一台で何でもこなせたら良いのですが非常に趣味寄りの車ですね。
フォローがなければプッシュしてねぇ~ (笑)
新婚旅行ではパンダばかり目に付きました。時代かなw
>> tomboさん
そう思って早朝出かけたのが良かったかな。
結局この後一組のお客も来ませんでした。
ゆっくり試乗できたのはラッキーだったようですね。