マツダ地獄への入り口? 〜 とりあえず試乗のニューターゲット 〜

..........昨日の続き。

てな訳で、最初はチラッ見だけで終わろうかと思っていた新しいデミオだが、ついでに試乗する事になった。ま、ここまで見たなら試乗もしてみたいし、現行フィットと乗り比べるには丁度良い。

ディーラーへ入る時に、店頭にあるとは全く気が付かなかったデミオだが、車色が白とかシルバーとか色だと他車に埋もれて分かりにくい。ただ後ろ姿を良〜く見ると「ああ、やっぱり新しいデミオなんだ」と分かった。

展示車や試乗車は、やはりイメージカラーのグリーンとかイエローとかの色だとデザインが光ると思うが、実際に売れるのは地味な色がほとんどだから堅実な販売店では、仕方ない事なのか。
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ただ、同じカタチの車が街中に溢れ古くなって行くに従って、そんなビビッドな色の車達は「歳をとったアイドル歌手」みたいに、ちょっと(υ´ Д`)な気分になる。カタチや色が派手であればあるほど旬の時間は短いのだが、それは国産大衆車の宿命でもある。

シルバーの車は、ちゃんとタコメーターもある車だった。ショールームと同じ「1.3LのCVT車」だけど、何とかパックが着いている為に、装備がちょっと豪華らしい(余計な装備な分、値段も高くなる抱き合わせ商法)。




..........さて、シートベルトを締めて、座席をセットして出発(以下、試乗の感想はA200TとFit(GD1)乗りの個人的感想です)。
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慣れたCVT車だから、シフトチェンジを一度Dに入れると後はノータッチ。流行のマニュアルシフト類は着いておらず至ってシンプル。まあW169になってティプシフトは全く使わなくなったので、これはこれでOKかも。

隣にセールス氏も乗り込みアクセルを踏んで勢いよく路上へ出た......第一印象「あれ?結構普通に走るぞ」だった。

そう書くと失礼だが「1.3LのCVT車、馬力は90馬力、トルクは僅か12.2kg-m」しかない。A200Tの半分にも満たない数字なのに、意外と軽やかに走り出したのだ。予想では「やっぱり非力かな?」と想像していただけに、ちょっと拍子抜け。

しかも大人二人にエアコンはオンの状態だった。
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その事を言おうとしたら「最初は、ちょっとアクセルを踏まないと速度乗らないでしょう?」とセールス氏。

次の信号で、もう一度加速してみたら「あぁ、やっぱり」最初はエンジンが回っているものの、スピードが着いてこない。まさしくCVTっぽい走りだと感じたが、一度走り出すと後は軽快なものだった。噂のミラーサイクルエンジンは、初動のトルクが付いて来ないために、車重を100Kgダイエットしたとかの話を何処かで読んだ記憶があるが、その為か「意外と軽やかに走るな〜」と思った。

ただ出だしの味付けは他の国産車同様に、低排気量のメルセデス車に乗り慣れた人ならば意外なぐらいダッシュを見せるが、直ぐに頭打ちになるのは仕方のない所。フィットを最初に試乗した時も、当時A160に乗っていたから「すっごく走るじゃん!」と感動したが、高速の追い越しとか坂道となると「あれれ、走らないぞ?」と思う事がある。

ただ、そこら近所のお買い物カーが主体なら、それはそれで扱いやすいと思った。でも、マツダ初のCVTは耐久性(それはAもFitも同じだが)なんかはどうなんでしょう?と聞いたら「トヨタと同じアイシン製ですから」との事、ああ、そうかマツダがCVT入れるには他社から持ってくるとの噂があったけど、やっぱりアイシン製だったのか。

それならちょっとアイシン、いや安心かな(^^;)。
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しかし、どこまで走ったら良いのだろうか。ここの試乗コースは初めてだから、途中で心配になって「何処まで走ったら....?」と聞くと「じゃ、そこを曲がりましょう」と。それで対向車の途切れた所で、右折をしたがハンドルは軽く簡単に回る。いや、いつもより回り過ぎそうになる。後で調べると「最小回転半径は僅か4.7m」しかなかった。

幅こそ狭いが、Aより長い車がこんなに簡単に曲がるなんて、ちょっと羨ましい気もする。最近の電動パワステはハンドルが軽過ぎると言う人は多いがA/Bに慣れた人なら違和感は無いと思う。W169も最初に乗った時のハンドルの軽さは、どうかと思ったが、今ではすっかり慣れてしまい、他車が重いと逆に軽快感を感じなくなって来た。

Aピラーの根本が、ちょっと太くて右左折時には邪魔に見えるかも知れない。最近の車は、どれもAピラーが寝てて少し太いが、慣れないと最初はちょっと危険かも。
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走行中の車内は(普通の速度なら)思ったより静かだし「10・15モード燃費は23.0km/L」もあると言う。実際は、もっと少ないだろうが、これならフィットとは大差ないかも知れない。

セールス氏は乗ってきたフィットは気になる存在らしい。ただ秋にフルモデルチェンジするフィットはキープコンセプトであろうから、デミオはあえて後は追わずに、ビッツやマーチとも違うニッチモデルとも言える。
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試乗が終わってフィットで帰っている間に思った事は、乗ったフィーリングとかは既に5年以上前のフィットとあまり変わらなかった。これは結構重要で、確かに新しい車である分進化も見られるが、それが「よーし乗り換えよう」までには至らなかったのだ。しかも、荷物も詰めて後部座席も広いとなると「何でデミオに乗り換えるの?」と思ってしまった。

これが、もしフィット購入時にあったならば、凄く悩んだかも知れないが、今となればそれ以上の魅力はデザインの新しさぐらいしかない。フィットも発売当時はスタイルの斬新さはあったし、今から考えても荷物が積めて広くて、良く走って燃費がダントツに良かった(だから売れたんだけど)。

一家に一台のファミリーカーの観点から見るとそんな答えとなってしまうが、パーソナルカーとなると新しいデミオは結構良いかも知れない。将来、娘が免許を取って車に乗るような事になれば、ハコバンや無機質な車に乗るよりは、一番勧められる車にも思える(その頃には、もうこの車は無いと思うけど)。
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日本車を移動の手段を主と考えれば、軽四も含めて、どれを買っても大きなハズレは無いわけで、その安心感というのは実用車としては一番大切な所だと思う。ただ、それだけを視点に考えると楽しいとは段々とかけ離れていく気もする。

今の国産大衆車は、どれも荷物が沢山積められて、燃費が良くて故障しないが当たり前にっているから、段々と同じカタチになって来ているし、そこららく中同じような車が溢れている。デザインにしても、どこかの輸入車がツリ目のデザインを出してウケると、軽四からミニバンまで、こぞって似たようなイメージになるのは、今も昔も変わらない。

新しいDemioのデザインも、その影響を感じるが、コンセプトに関しては今までのデミオとは大きく方向転換をした。それが、既存のユーザーからは不評を受けるかも知れないが、その潔さは評価に値する。

ただ、その潔さがファミリア・ネオの二の舞にならなきゃいいけど.......。
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Commented by ひらの at 2007-07-13 12:46 x
w169ってそんなにステアリング軽いんですか?まだ、乗ったことないので。w168は重いってちょっと苦情が。。。

ps.今回の長雨で水不足は解消されましたか?
Commented by まこやん at 2007-07-13 13:07 x
A〜E試乗しましたが以前の車よりずいぶんハンドルとアクセルとブレーキが軽くなりましたね。

セールスに国産風味になったと指摘すると決まってっ女性の意見でって・・・ほんとかなぁ?
Commented by pingo21 at 2007-07-13 13:53
軽いですよ、たぶんA160からだと拍子抜けするぐらい、あちこちが軽く作られています。
狭い場所での取り回しが悪い分、ステアリングが軽いほうが女性向きだと思いますが。

ダムの貯水率は、まだ半分も来ていないそうですが、この週末には沢山降るかな?
Commented by 最安値のメルセデスに乗ってます at 2007-07-13 20:43 x
ニュー「Demio」ちょっと気になります。車の乗り換えに当たり色々検討し、最後はスイフト対W169となった私には・・・・・!
Commented by pingo21 at 2007-07-14 08:21
エクステリアデザイン以外はスイフトの勝ちでしょう。
でも、そこが結構重要で1t以下の1.3CVTにも不満はありませんでしたが、W169となると、また比較が難しい。
Commented by おれたん at 2007-07-15 13:32 x
私的な意見ですが。
尻回りがwillvsっぽいような気がするデザインですよね。
by pingo21 | 2007-07-13 11:22 | 気になる車・試乗車・代車 | Trackback | Comments(6)