2013年 10月 08日
黄昏時のスライディングルーフ
お楽しみは、この時間帯。
薄暗くなった帰り道、スライディングルーフ全開で走ってみる....。
4台乗り継いだAクラスが全部サンルーフというバカも珍しいと思うが、それ以前車も含めると5台連続となるサンルーフ・バカだ。
諸悪の根源は「Fiat PandaのWサンルーフ」だった。エアコンのパワーロスが激しくて、夕方は何時も天井を開けて走っていたが、その快感が忘れられず。サンルーフのデメリットも十分分かっているつもりだけれど、新しい車を選ぶ際には、やっぱりサンルーフをオプションに選んでしまう。
前車A200Tの「パノラミックラメラールーフ」の不具合はなかなか完治しなかった。
メカニックがタコなのは良く分かったが、あれは、あれで「初代A160の鉄板ラメラールーフ」と共に面白いろいメカニズムだった。けれど、耐久性が乏しかった。マイサポで保証が延長されていたので、最後まで直したけれど本当に治ったのかとどうかは分からない。
それでも、今のスライディングルーフより開口面積は広く後部座席の方まで開口した。それに比べ、A250Sは全開するとサンシェードが前方へ1/3戻り、空が見えるのは前席の上部辺りになってしまう。
機構は単純になったので故障率は減るだろう。けれど、それはそれで良いのか悪いのか。でも密閉感は確実に上がっている事が分かる。
街灯の明かりが風と共に車内を流れていく。
なかなか視覚的にも楽しい。
こんな時は音楽も重要。
秋の夜長にジャズ....なんてオヤジ臭くはなく、最近は仕事がヘビィな為か音楽もヘビィになって来た。初めてHR/HMに目覚めたのはディープ・パープルでもチェッペリンでもなく何故か、この曲から。
今から考えると随分遅咲きで、しかもレアなバンド(黒人女性Vo)。何故大御所から入らなかったのか今でも分からないが、今は亡きLPコーナーのBGMで流れてて飛びついた。たぶん、その頃も色々忙しくストレスを溜め込んでいたのだと思う。
久しぶりに聴こうかと思ったらLPレコードしかなかったのでiTunes StoreでDLしてみた。こんな音楽はスピーカーで聴くに限るが、家では音が出せないので自然と車内となる。でも、スライディングルーフ全開時には音漏れしない程度の音量で。
最近知ったテクニック。
タイミングが難しいが、サンシェード全開した後にスライディングルーフをちょっとだけ開けて止めると、風が頭に吹き抜ける隙間ができる。
で、あっという間に家へ到着。
毎日忙してくても仕事が終わって車を流す時。これが細やかな楽しみ。