涼を求めてヒルクライム2

やっぱり、ヒルクライムはシンドイから止めよう。

そう思ったけれど、前回から二週間も経つと苦しかった事も忘れ、涼しかった記憶と妙な達成感だけが残ってしまった。先週は雨の予報だったので自転車には乗らず。先日の日曜日も朝一で雨が降ったが、後は曇りの予報のみ。まあ、途中で降っても大した事はないだろうし、逆にその方が涼しいかも...と良い方に解釈して朝の9時に家を出た。

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今回の目的地は徳島県との県境にある「大滝山」にある峠道。地元のサイクリストの間では結構頻繁に出てくるトレーニングコースのようだ。車では2回ほど行った事があるので大体分かっているが、私的には結構ハードなヒルクライムコースだと思う。







県内3位の高さの山だが、1000mには僅かに届かず。それでも前回行った相栗峠から近くて、高さはもう少しだけ上がった所だから大丈夫だろうと思った。コースはまともに正面から攻めると、とてつもない登り坂なので、ここは一度193号線で徳島側へ出て、中腹にある広域農道を走って裏から登ろうと計画。

しかし体調はイマイチ。前夜はあまり眠れず、朝は何時もより遅く起きたがスッキリしない。しかも目的地が、グルメではなく山の上と峠となれば気が重い。

塩江を抜け県境までは、毎度の緩い登り坂。このぐらいは楽勝だが、気温は既に31℃。毎年この時期に、ここを通るが、午前中に30℃を越すとは今年の夏は暑いハズだ。

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県境を越えて下り坂、そのまま夏子ダムを過ぎた所から広域農道へと入る。

一応、全部舗装されているので走りやすいと思ったが、場所によっては路面は粗く所々にクラックもあり安心は出来ない。

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ここからは、ほぼ平坦かと思ったら、ずっと5~6%の登り坂。

しかも先が見えない、つづら折りの道で余計にしんどくなる。それでもエッチラホッチラ登って行くと、かなり高い所に来た。

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だが、全然涼しくない。

一休みしていると、太ももがヒクヒクして来たので、ここで早目にこれを飲む。今回、初めて顆粒タイプを買ってみた。同じ値段で3回分お得だが、錠剤と較べて水なしでは飲めない。ただ錠剤も4粒と大きいので飲みにくい事には変りなし。

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しかし、これでドリンクボトルが空になってしまった。まだ半分ぐらい残っていると思ったのに甘かったか。何処かに自販機はないかと走りはじめたが、こんな山道にあるわけも無し。とりあえず持参してきた「ウイダーinゼリー」を飲んでエネルギー充填し先に進む。しかし、これで余計に喉が乾く事に....。

このまま行くと熱中症にも成り兼ねないが、引き返すの辛いな~と思いながら走っていると命の水を発見。湧き水から水を汲んで一気に飲む。助かった~!

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少し生き返った所で、再び峠を目指す。

だが、地図上ではまだまだ先。距離的には大したことはないと思っていたが、常に坂道だとなかなか進まない。時間的にはお昼を回った所で小腹も空いてきた。本来なら、登って下りて昼食の予定だったが、もっと時間が掛かりそうだし、このまま行くとハンガーノックになってしまいそう....と思っていたら、こんな山の中にJAの直売所を発見。

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しかも、そば処も併設されている。

これまた助かった。カウンターで5人も座れば一杯の店だが、何故かそこには4人の老人客が。途中で追い越していった車だ。兎に角腹の足しにしようと「手打ちそば」を注文。

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これが実に美味しい....と書きたい所だが麺はボソボソで、すぐに短く切れて食べにくい。

それでも、これで塩分補給も出来て十分。まさか、こんな所で食べられるとは思っていなかっただけにありがたい。しかも「頑張って登って」と、オバちゃんがスモモみたいな果物(名前は忘れた)を2つくれた。後にこれがエネルギーの元になる。ありがとう、おばちゃん。

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この辺りの標高は約600m、ここから峠までは近いハズだが、それでも300m以上は登らなければいけない。

少し元気を取り戻した所で先に進むと、やっと峠にある「大滝神社」の看板を発見。

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しかし、本当に辛いのは、ここからだった。8~9%の坂道を約3km登らなければならない。フロントインに落としても、全然回らないぐらいスピードが出ず。

苦行だ~!!

涼を求めてと思ったが、それ以上に汗が出る。遠くで雷の音がゴロゴロと聞こえてくるが雨は降らない。途中何度も休みながら登ったが、こんな所は自転車で来る所ではないわ~。でも、こんな道をトレーニングしている人もいるとはスゴイが、ここまで1台の自転車とも遭遇せず。

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行けども行けども峠は見えない。

もう、どうにでもな~れ....と思い、もがきながら登って行ったら神社の前に出た。あれ?大滝神社?という事は、もう峠だ。

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ヨロヨロしながら、階段を登り、お賽銭を入れて交通安全祈願。

しかし何やってんだ、って気分だが、そこから少し登った所が県境だった。「やった~!」という達成感よりも、やっと登り坂が終わってくれた安堵感の方が大きかった。ここでヘロヘロになりながらも「大滝山なう」とLINEで写真を送ったが、電波が◯のままタイムアウトで届かずガッカリ。山の頂上は、もう少し上だが、そこまで歩いて行く体力も気力もなし。

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予定の時間よりも大幅に遅れ、ゆっくりしている時間もないので、そのまま下り坂。

ここからは楽ちん....かと思ったが、かなりの急勾配を下って行くので簡単には曲がれず。常にブレーキに力を入れていると、これまた辛い。下り坂も何回か休みながら、やっと塩江まで降りたら既に3時過ぎ。

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やっと自販機を見つけ、缶コーヒーを飲んだら旨いのなんのって。途中で汲んだ水を捨ててポカリを充填。そこから家まで約35kmを一気に走り帰った。

結局、この日走った距離は「105.31 km」と100kmこそ超えていたが、体感的には200km走った時と同じ。山の上は涼してく良いが、こんな山道は止めておこう。

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結構ハードな一日だったけれど終わってみれば面白かった。初めて100kmや200kmを走った時のように、この日も忘れないと思う。

でも、もうあの峠は避けたいな。
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by pingo21 | 2013-08-07 12:12 | ポタ日記 | Trackback | Comments(0)