2011年 05月 17日
代車生活一週間
修理に出した翌週にディーラーの担当から電話があり、破損状況の説明があったが最終的な完了までに一週間を要した。
その間は腰痛になったり雨の日も多多かったので、ほぼ毎日通勤に使ってしまった。で、一週間も乗ると段々とこの「ギャランフォルティス」の素性も分かって来る。
最近のフォルティスは1.8Lターボ車が主流らしいが、この車は「2.0L 直4「4B11」型(154ps、20.2kgm)」だった。これは、ダイムラー・クライスラー時代に開発された2.4リッター「4B12」型の小排気量版なのだとか。
この車もまたダイムラー・クライスラー時代の名残なのだ。
トランスミッションは当然ATかと思ったら意外にも「CVT」だった。
何時も通りに発進すると、ゴー!というエンジン音が、やや耳に付く。アクセルと共にタコメーターの針も上がっていくが、少しだけ遅れて速度が乗っかってくる感じ。どーしても、CVT特有の加速時のズレを少しだけ感じてしまう。
車体重量は見た目ほど重くしないものの、走り出した時は少し重く感じた。アクセルワークが慣れてくると出足は悪くはないものの、そこからアクセルを踏んだ時の気持ちのいい伸びがない。少しだけ高速も走ってみたけれど同じような印象。
なので最初は少しトロく感じたが、ハンドルの奥にある+/-のレバーを試してみると、これが意外に反応が良い。最初は、面倒臭いので触らずにいたが、お試しでやってみたところ実用的なレスポンスが得られた。+を引けばDドライブに戻るし、これは良いかも。
ただ、もう少しロードノイズが静かだといい。ドアを閉めた時の音もそうだけれど、この遮音性で損をしている気がする。
乗り心地は、18インチのタイヤなので、さぞかし悪いかと思ったが、ホイールベースが長い為もあり苦はなかった。もっとも、これはA200T比であり、普通の国産車と比べると「堅い乗り心地」と表されても不思議ではないと思う。
しかし18インチのタイヤだし、その長い車長が我が家の駐車場では入れにくいのではないかと危惧したが、幸い「バックモニター装備」だったのが良かった。ただトヨタ車みたいにステアリング同期のタイプではなく、単なるバックカメラに過ぎないが。それでも、バック下手な私には有ると無しでは大きく違う。
なので、我が家の駐車場はスンナリ。
意外にも1発で入ったのは、バックカメラは元より「最小回転半径は5.0メートル」と、このサイズにしてはFR車並みに小回りが効くからだった。車内もAより広く感じたし車幅も大きいかと思ったが、意外にスリムで18インチ履いたって実生活で困ることはなさそうだ。
そうそう燃費の方は短い通勤距離だと8km/L台、少し走ると12km/L台だったか。一昔前の2LのNA車としては普通だが、今時の車ならば悪い方だと思う。ただガソリンがレギュラーなのが、せめてもの救い。
しかし、過去5年の間「あそこの家の車は何であんなに変わるのだろうか?」と不思議に思われているだろう。それぐらい短期で取っ替え引っ替え車が代わったけれど、その分色々な車に乗れて良かったのカモ。
まあ、こんな事がない限り、絶対に乗ることはなかった「ギャランフォルティス」だが、それなりにレンタカー料金が取られている。何か勿体ない気もして乗っていたが、それもジャスト1週間で終了。戻ってきたAと交代で去って行ったのだった。