i-Miveの試乗

..........またまた続き。

10分も待たないうちに順番がやって来た。これでやっと「i-MiEV」の試乗が出来る。受付へ行くと担当のお兄さんが待っており、そのまま裏の駐車場へと案内された。

そこで、待っていたのがこれ。
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........「派手だ」





ただ車体は普通の「アイ」と寸分違わず。ライトの形状だけか?

と眺めていたいが次の人も待っている様子なので、ゆっくりデジカメする暇もなく急かされるように乗り込む。
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試乗と言っても運転手付きで助手席に座るだけのものもあるが、今回はちゃんと自分で運転できる。

ただ営業のお兄さんも手慣れたもので、たぶん前日から同じ事の繰り返しで疲れているのだろう、ろくに説明もなくコースだけ指示して「ではどうぞ」だった。こっちは初のEVカーの運転だから、じっくりと観察したい所だが向こうはもう遊園地のジェットコースター同様に、ベルトコンベアー式に次から次へと人を乗せるだけで精一杯な様子。

しかし座って見える風景は何の変哲もない三菱アイだった。

シートベルトを締めて「えーっと」とキーを探していたら、他のキーレス車同様のレンジのノブがあったので、それを捻った。「ボッ!」と炎は出なかったが、無音のまま。見れば凄く地味なメーターパネルの中に数字が出てき来た。

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めちゃ地味やな、これ。

「未来のEVカー」ならば少しは派手な演出があっても良さそうなのに、安い液晶腕時計みたいな数字が浮かび上がるだけだ。

シフトレバーをDに入れ、そっとアクセルを踏み多少ガッカリ感のあるコックピットから前方の道路にめがけてハンドルをグイと回したら.....「ガラガラガラ」と何やら右後方から音がした。これって何かEV車独特の音なのかなと思ったら、何とコーナーにあった「パイロンを後輪に引っかけてしまった」のだ(>_<)!

慌ててブレーキを踏んで、お兄さんが確認した所、何もなかった様子で一安心。最小回転半径5.5mの車と同じ感覚でハンドルを回したのが行けなかった。

では気を取り直して、もう一度発進!
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事前に読んだiMive試乗の感想は、既存の軽四車との比較が多く、驚きばかりが書かれていた。

そこで、ここはなるべく客観的に感じようと努めたが、通りに出て走り出して感じたのは、誰もが書いた「静かさ」だった。

ただ、これはエンジン音がしないだけの静かさだけで、冷静になって耳を澄ませば車外の音は案外入ってくる。普通の軽四のそれと多少の差はあれど基本的には違わないのかも知れない。しかし国産大衆車以下の車内へ侵入するエンジン音と比べれば、それはそれで静かだ。なので普段乗っている車がウルサイほど驚きは大きいと言うか無音に近い音で走る事に違和感を感じるカモ知れない。

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もう一つは加速感だろう。

前方の車との間が空いた所で、隣のお兄さんから「アクセルを踏んでみてください」と言われ、踏んでみると、スルスルと同時にとてもトルクフルに走って行った。

だが、これも既に了解済みの話。

トルクフルな走りは既に走り出した時から実感していたが、加速に関しては説明通り「2000ccの車に匹敵するぐらいな」だと思う、いや、それ以上はあるか。ただ、これも普段高トルク車の加速感に慣れていれば、そんなに驚く程の事でもないし、ましてや、それがCVTだと余計に違和感はない。

つまり、うちの車でもエンジン音さえなければ、このぐらいの走りは可能だな......と必死で対抗策を考えるが、やはり音が静かな点は大きい。よって、つい口から出た言葉は「まるで電車ですね〜」と、まあボキャブラリーのない感想だった。

総合すると小さいのに無音でトルクフルな加速の車。そしてバッテリーの重量で低重心なのか、このサイズの車としては、どっしりとしていて乗り心地が良い。
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ただ、残念な事に試乗距離が短かった。

コーナーを曲がっても短い交差点だから試しようがないし、高速走行でのスピードの頭打ち感とか走行音などは知りたい所だったが、それは叶わぬ事。

もし、これがMB店の紹介での試乗だったら、それなりに運転を楽しめるのに残念。ただ、これは新しい体感には間違いはなく、試乗した誰もが感じるように「これはいい」と言うか「気持ちいい車」と思うしかなかった。
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しかし、それはあくまでも近所を走る程度の車での事。

事実上フル充電で120km程度の走行距離を考えると、まだまだ実用的とは思えないし、この値段だと買える人は限られている。既に日産のリーフ等が発表されているし、鳴り物入りのi-MiEVの市場投下が思ったより進まなかったせいか、小金持ちの新し物好き達が買うには少々遅い気がする。

個人的には最初っから欲しい気持ちは無かったし、例え当初のアナウンス通りに250万円程度でも買わないだろう。「メンテナンスリースプランで月々7000円」なんてのもあるが、リースが終了する時期になると沢山のEVカーに埋もれて、ただの小さい車になっているかもしれない。そして後には何も残らない。もう一年ぐらい早く、そして安く一般にも手に入れられる環境があれば、驚きと興奮のまま買ってしまう人も居ただろうに。

まあ1円でも安いガソリンを求めてヒーヒー言っていた我々貧乏人に200万円で手に入るとの幻想を抱かせていただけに落胆は大きかったと思う。

でも良い経験をさせてもらった。営業のお兄さんも、こんな事で商売には繋がらないと思ったのか、その後の説明もフォローも一切なし。あったのは「ではスイーツの券をお渡しします」だった。
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正直、もっと詳しい話が聞きたいし実際購入するとしたら、どのぐらいの資金が必要なのかも知りたかったのに残念無念。

それでも、しっかりスイーツは頂いたが。あ、アンケートも頼まれなかったのでiPadの抽選出来なかったぞ......おしまい。
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Commented by あんどー at 2010-07-16 00:56 x
寒がりな自分としては、冬場の暖房で走行距離が相当短くなる
気がしてなりません。
Commented by pingo21 at 2010-07-16 12:08
バッテリーが少なくなると、パワーセーブとエアコン停止だったっけ?
Commented by はおはお at 2010-08-14 08:29 x
× iMive
○ i-MiEV
Commented by pingo21 at 2010-08-14 09:41
わ、本当だ。EVですよね。
失礼しましたm(_ _)m
by pingo21 | 2010-07-15 12:12 | 気になる車・試乗車・代車 | Trackback | Comments(4)