2010年 01月 25日
朝ポタ日記 〜 讃岐ホルモンうどん 〜
前回のポタ日記を見たら昨年の10月以来だったが、その間朝ポタを休んでいたワケではない。毎回ほぼ決まったコースになってしまったし、ついでに行く「うどん屋」も代わり映えしない店ばかりで特別書くこともなかったのだ。
でも天気が良いと相変わらず朝ポタは続けているワケで....。
さて、今回書こうかと思ったのは他でもない。昨年からどうも気になる店が一軒あった。いや店と言うより「そこでしか食べられない」うどんの方が気になっていた....。
それが「ホルモンうどん」。
ホルモンうどんと言えば、昨年のB級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」で初出場にて3位に入賞した「津山ホルモンうどん」が一躍有名になってしまった。同じ食材のうどんなのに讃岐のうどん屋には、調理方法の異なる「焼きうどん系」はメニューにない。
ただ、津山ホルモンうどんに触発されてか、讃岐独自のホルモンうどんは各所で開発中らしく既にメニユーに載っている店もあると言う。そんな中、昨年から地元うどんブロガーの間で、試作中のホルモンうどんが紹介されていた店が、やっと正式に食べられるようになったらしい。
そこで、天気も良いし朝ポタをかねて行ってみる事にした....。
その店はごく普通の店。市内から南に走る空港通りに面しており、徳島に住んでいた頃から、ここにうどん屋がある事は知っていたが、一度も入った事がなかった。
店先には、ちゃんと「ホルモンうどん」の旗が風になびいていたので、入る前から期待させる。でも開店時間の朝10時を少し過ぎた頃だったので中に入ると客は一組だけ。
店はセルフではなく一般店の形式であり、席についてメニューを見て注文するパターンだ。
だが、メニユーには未だ載っていないのか見つけられず。しかし店先の旗もあった事から「ホルモンうどん下さい」というと「はい」とだけ言って厨房に伝えていた。量(大小)とか味付け(塩かタレか)も聞かれなかったので今は未だ一つしかないらしい。
しかし、なかなか運ばれてこない。調理に手間が掛かるのか、普通のうどんが出てくる時間に比べると当然長くなる。その間、他にも客がちらほらと入って来ては「あ〜おでんがある〜!」と、はしゃぐ県外客も居た。
待ち時間が少々長いため、ここでおでんを食べて待つのが良かったカモ。
待つこと10分、いや15分か。
やっと運ばれて来たそれは、予想より少し大皿のものだった。天気は良かったけれど、ここへ来るまで寒かったので、暖かい湯気が立つ食べ物は見ただけで美味しそうに感じる。
何故か食べる前から少し甘い匂いがした。
実は津山のホルモンうどんは未だに食べた事がない。昨年のグランプリを取る直前に食べに行く計画をしていたのだが、ドタキャンになってしまい食べられずにいたのだ。ただ、ホルモンうどんは焼肉屋のメニユーにも存在していたので、昔何処かで食べたような気もする。
肝心な味は、少し甘い中にビリッとした辛さがあり味は独特で深い。
野菜はキャベツのみというシンプルさ。だが、これもタレ味が付いて旨い。ホルモンはテッチャンのみだが、これがブルプルして噛みごたえあり。家で作ると妙に油っこくなってしまうが、程よい油加減で切れも良い。そうそう一番大切なうどんの方は、ちゃんと讃岐うどんらしくコシがあり食べ応えもある。量も十分だから、これだけでもお腹いっぱいだ。
これで「600円」は安いと思う。値段は、やはり讃岐うどんの安さから、これ以上は上げられないのかも知れない。でも、普通のうどんと調理方法も違うし一つ作るだけで手間も時間もかかる。その上新鮮で上質なホルモンを確保するとなると採算ぎりぎりなのかも。
この店は、ホルモンうどんのみならず、つけ麺とか、冷麺とは新しいうどんを次々と開発している。
有名店であればあるほど保守的なメニューの讃岐うどん店が多い中にあって、ここは「プログレッシブなうどん屋」とも言うべきか。ただ単に目新しいメニューを出す新店もあるが、それには味がついてこなければ消えていく運命にある。
しかし、ちょっとこれは癖になりそうな味だ。少し甘めは好き嫌いがありそうだが、私的にはドストライク。
しかし良い天気でした。
帰りは、CR経由で帰ろうかと思ったけれど時間もないので市内をショートカット。この写真見てると早くもまた食べに行きたくなったよ〜
肉の代わりに味付きのこてっちゃんを入れれば出来上がりです。
ホルモンは新鮮さが一番。